ダッカ市内の幹線道路は常に渋滞し、行き交う人々や露店でごった返していた=2024年5月9日、荒ちひろ撮影 生後3週間から咳が止まらない 警報が出るほどの熱波に見舞われた5月上旬、バングラデシュの国立ダッカ子ども病院の受付で、ぐったりとした赤ちゃんが家族に抱かれ、順番を待っていた。私立病院に比べて格段に費用が安く、優秀な医師が集まるとあって、連日、受診に訪れる親子連れで廊下や建物の外までごった返している。 隣県からやってきた母タフミナさん(26)と父シシールさん(29)の長男タシュリフちゃん(7カ月)は、生後3週間から咳(せき)が止まらず、地元の病院で肺炎と診断された。いくつも病院を転々としてきたが、一向に症状は良くならず、ここならば治るかもしれない、と訪れたという。 「死んでしまうのではないかと思うくらい咳がひどく続き、眠れずミルクも飲めない。心配でたまらない」とタフミナさん。「良くなるよ
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