タグ

ブックマーク / www.kahoku.co.jp (15)

  • 粟野健次郎(あわの・けんじろう)―旧制二高教授(仙台市)―博覧強記「二高の至宝」 | 河北新報オンラインニュース

    東北大雨宮キャンパスの跡地にたたずむ粟野観音像。台座を含め、高さは3メートルほど。再開発工事中のため周辺に立ち入ることはできない=仙台市青葉区 再開発のつち音が響く仙台市青葉区の東北大雨宮キャンパス跡地。広大な敷地の片隅で、巨岩に鎮座した観音様がそっとほほえむ。 通称「粟野観音」。かつてここにあった旧制二高(現東北大)の名物教授、粟野健次郎(1864~1936年)の退官記念の像だ。 「二高の至宝」と言われた英語学の第一人者は、夏目漱石の小説「三四郎」の広田先生のモデルとされ、卓越した学識と、世俗を超越した人物像の持ち主として語り継がれる。漱石のほか、金属学の権威多光太郎、詩人土井晩翠、作家高山樗牛らそうそうたる顔ぶれを教導した。 粟野は幕末、現在の一関市田村町で一関藩士の長男に生まれた。明治維新後、移住先の新潟で官立の英語学校に入学。下等科教科を全て英語で学んだ。 16歳で上京後、経済的

  • 「海辺の図書館」 東北みらい賞を受賞 | 河北新報オンラインニュース

    東日大震災の被災地、仙台市若林区荒浜で住民の会社員庄子隆弘さん(42)が行う「海辺の図書館」の活動が、東北の被災3県の復興に地域で挑む人々を顕彰する第5回「東北みらい賞」に選ばれた。東北みらい創(づく)りサマースクール実行委員会(盛岡市)が主催する賞で、選考では「活動は斬新で、試みの継続を願いたい」と高く評価された。  海辺の図書館は、津波で家を流された庄子さんが2年前に始めた。浜の町だった古里の歴史文化、生業や暮らしを「図書館をひもとくように知ってもらい、記憶を残そう」と発想。週末に訪れる人を集落跡に案内し、住民の話を聴く機会をつくっている。  荒浜は震災後、住宅を再建できない災害危険区域に指定されたが、住民有志らの「荒浜再生を願う会」が毎月、海岸清掃を行う。代表の貴田喜一さん(71)は「里海荒浜ロッジ」を建て、ピザ作りの石窯もしつらえて集いの場を開いている。  会の仲間である庄

    「海辺の図書館」 東北みらい賞を受賞 | 河北新報オンラインニュース
  • 元白虎隊の物理学者山川健次郎の手帳見つかる | 河北新報オンラインニュース

    物理学者で東京帝大総長などを歴任した元白虎隊士山川健次郎(1854~1931年)の手帳が遺族宅で見つかった。1907年ごろに視察した各地の教育機関の様子などが記してある。研究者は「日露戦争後、人材育成が急務になっていた当時の教育事情を知る貴重な資料」と評価する。  会津藩士の家に生まれた山川は米エール大で学んだ後、東京帝大理学部で物理学を教えた。九州、京都両帝大の総長も務めた。  手帳は07~09年ごろの物とみられ、山川の研究者で秋田大教育文化学部の中沢俊輔講師(日政治外交史)と青山学院大文学部の小宮京(ひとし)准教授(日現代史)が発見した。  手帳によると、山川は07年1~2月に九州を訪問。長崎では、長崎高等商業学校(現長崎大経済学部)の校長から予算が1万5000円増えれば定員が120人増やせると聞き「目下専門教育機関欠乏し居れば是非決行し度ものなり」(1月23日)と賛同している。

    元白虎隊の物理学者山川健次郎の手帳見つかる | 河北新報オンラインニュース
  • 新渡戸家が記念館廃止取り消し求め提訴 | 河北新報オンラインニュース

  • 活字10万個宮城大に寄贈 埼玉の印刷所 | 河北新報オンラインニュース

    宮城大大和キャンパス(大和町)の図書館に、埼玉県朝霞市の印刷所で長年にわたって使われた活字10万個、活版印刷機など機材一式が寄贈され、9日、収蔵式が行われた。デザインを学ぶ学生の創作活動や図書館のしおりの印刷に活用される。  寄贈したワタナベ印刷の渡辺昌郎さん(82)は「若い学生さんに活字を見直すきっかけにしてもらいたい」とあいさつ。大学関係者が見守る中で印刷の仕方を実演し、機械に注油を欠かさないよう指導した。  西垣克学長は「血と汗が染み込んだ文字の遺産を引き継ぎ、新しい知を生む努力をしていきたい」と述べた。活字を収めた木箱の一部は図書館入り口に展示。印刷機はサークル棟の一室に納めた。  活版は鉛の活字を1文字ずつ拾って組み、インキを塗って紙に押し付ける昔ながらの印刷技術。渡辺さんは2014年1月に廃業を決め、使い込んだ機材の引き取り先を募っていた。  宮城大4年の鈴木紗都さん(21)は

    活字10万個宮城大に寄贈 埼玉の印刷所 | 河北新報オンラインニュース
  • 戦時下の図書館解説 蔵書疎開歴史学ぶ・仙台 | 河北新報オンラインニュース

    戦時中、災禍に遭った県内の図書館の様子を学ぶ講演会「戦時下における宮城県内図書館蔵書の疎開」が6日、仙台市青葉区のエル・パーク仙台であった。  元県図書館資料奉仕部長の早坂信子さん(69)が講師を務めた。当時の県図書館は現在の県庁近くにあり、1945年7月10日の仙台空襲で被災した。早坂さんは約13万冊の蔵書が焼失する一方、約8500冊を疎開させたと解説。疎開の際はガソリンや男手が足りず、女性が中心となり馬車などで移動したという。  早坂さんは「全ての蔵書を避難させることは不可能だった。現存する1冊1冊には、誰かに守られた歴史と意味がある」と語った。  約70人が参加。企画した「仙台にもっと図書館をつくる会」の川端英子代表(79)は「先人が守ってきた意味を理解し、図書館の環境がよりよくなるよう尽力していきたい」と話した。

    戦時下の図書館解説 蔵書疎開歴史学ぶ・仙台 | 河北新報オンラインニュース
  • 石巻に図書館とカフェ併設施設オープン | 河北新報オンラインニュース

    石巻市小船越の川の上地区でまちづくり活動に取り組む住民組織「石巻・川の上プロジェクト」は11日、現地にカフェを併設した私設図書館「百俵館」をオープンした。近くには東日大震災の仮設住宅が立ち並び、約400世帯が居住する集団移転地の造成が進む。施設は新旧住民のコミュニティー醸成のため、交流拠点として活用する。  全国から寄せられた約3000冊を棚に配置した。地元の女性3人が交代で常駐し、コーヒーや桃生茶、地元パン屋の手作りパンを販売する。川の上プロジェクト音楽会などのイベントを企画するほか、子ども向けの塾を開く。  百俵館は教育の重要さを説く長岡藩の「米百俵」の精神から名付けた。木造平屋で床面積約75平方メートル。住民やボランティアらが約7カ月かけて、築約80年の旧農協作業所を改修した。費用約1000万円は住民の寄付などで賄った。  地域の伝統家屋をイメージし、外壁にはしっくいと焼き杉

    石巻に図書館とカフェ併設施設オープン | 河北新報オンラインニュース
  • 宮城県図書館の歴史をたどる企画展 | 河北新報オンラインニュース

    図書館歴史をたどる企画展「知の原点 宮城県図書館史」が仙台市泉区の県図書館2階展示室で開かれている。10月24日まで。入場無料。  1912年の新築落成式の招待状や伊達家の蔵書譲渡にまつわる請願書などのほか、日初の公共図書館として仙台市青葉区に記念碑がある「青柳館文庫」の歴史資料などを展示。武士のみに貸し出しが許された文庫の姿を紹介している。  県図書館は長年、土器や絵画の展示など博物館や美術館の機能も果たしてきた。企画を担当した県公文書館の鈴木琢郎専門調査員は「総合的な生涯学習の場だった歴史を知ってほしい」と話した。  企画展は2013年に県公文書館が県図書館内に移転したのを記念した初の連携事業。10月1日から12月5日には、県庁18階の県政広報展示室で出張展示を行う。 2014年09月04日木曜日

    宮城県図書館の歴史をたどる企画展 | 河北新報オンラインニュース
  • 河北新報 東北のニュース/震災記録保存制度の整備を 東北大で国際シンポ

    震災記録保存制度の整備を 東北大で国際シンポ 震災のアーカイブ活動について話し合ったシンポジウム 東日大震災の被災状況や復興過程を後世に伝えるため、写真やデータ、文書などを保存するアーカイブ活動をテーマにした国際シンポジウムが11日、仙台市青葉区の東北大工学部であった。国立国会図書館と同大災害科学国際研究所の主催。研究者や行政関係者ら約150人が参加した。  カンタベリー大(ニュージーランド)のポール・ミラー人文科学創造芸術学科長が「自然災害に関するデジタル記録の保存と無料公開の重要性」と題し講演した。  2011年のニュージーランド地震の記録を収集、デジタル化して一般公開するプロジェクトについて「国内に限らず、世界の研究者らが情報にアクセスできる。国や組織の垣根を越えて災害研究を進めるためにも役立つ」と説明した。  国立国会図書館のほか、自治体、NPOなどのアーカイブ担当者でつくる「宮

    河北新報 東北のニュース/震災記録保存制度の整備を 東北大で国際シンポ
  • 河北新報 東北のニュース/啄木記念館の名物学芸員、山本さんあす退職 盛岡

    啄木記念館の名物学芸員、山さんあす退職 盛岡 記念館にある等身大の啄木人形を見詰める山さん。この人形を相手に結婚式を挙げたこともあった 石川啄木記念館(盛岡市玉山区)の学芸員山玲子さん(56)が30日で退職する。1990年から約24年間、独自の視点で歌人石川啄木(1886~1912年)の人間性と文学を研究し、恋文形式で啄木の感性への共感をつづった著書などが話題を呼んだ。今後は「啄木ソムリエ」の肩書で全国に魅力を伝えていく予定だ。  記念館の運営が12月に財団法人から盛岡市へ移管されるのを機に、学芸員を辞めることを決意した。キツツキ(啄木鳥)から筆名を取った啄木の日記に「啄木は林中の鳥なり。風に随(したが)つて樹梢(じゅしょう)に移る」とあるように、1カ所にとどまらず次の舞台へ飛び立つことにした。  山さんは記念館の学芸員になってから明治期の文化や生活が描かれた啄木の日記を読み、引か

    河北新報 東北のニュース/啄木記念館の名物学芸員、山本さんあす退職 盛岡
    negadaikon
    negadaikon 2013/11/29
    一度記念館に伺った際、とても良くしていただきました。お疲れ様でした。
  • 河北新報 東北のニュース/国連寄託図書館に認定 東北で2カ所目 秋田・国際教養大

    国連寄託図書館に認定 東北で2カ所目 秋田・国際教養大 国連寄託図書館に認定された国際教養図書館 国際教養大(秋田市)の図書館が、国際連合の出版物や会議録などを一般公開する国連寄託図書館に認定された。国内では14カ所目、東北では東北大付属図書館に次いで2カ所目の認定図書館となる。  国際教養大は、国連との結びつきを強めようと、5年前から認定を働き掛けてきた。教育内容や経営体制の整備が国際標準に合致している点などが評価され、認定を受けた。  国連の文書は膨大にあるため、同大は利用者が文書を探しやすいよう、国際的な文書に特化した司書の増員とスキルアップを検討している。  同大の入学者の3分の1は将来、国際機関で働くことを目指していることから、国連との折衝で築いたパイプを活用し、国連職員による特別授業や、学生の国連へのインターンなどの実現を目指す。  図書館長の勝又美智雄教授は「新しい国連寄託

  • 河北新報 東北のニュース/新島襄の妻、八重の米沢居住を裏付け 新史料見つかる

    新島襄の、八重の米沢居住を裏付け 新史料見つかる 八重の米沢での住所などを記す明治三庚午御触書 同志社大を創設した新島襄ので、会津藩出身の八重(1845~1932年)に関する新たな史料が、山形県米沢市教委の調査で同市立図書館から見つかった。米沢に出稼ぎに向かったとされていた八重が、米沢で1年近く暮らしたことや、知人を頼って米沢に来たとみられることなどが、史料の分析で新たに分かったという。  八重は会津藩の砲術師範だった山家に生まれた。1868年の戊辰戦争後の足取りは(1)70年閏(うるう)10月(現在の11月23日からの月)に八重ら家族が旅費を手に会津を出て、米沢へ出稼ぎに向かった(2)翌71年、兄で京都府顧問だった山覚馬を頼って京都へ向かった-の2点が、他の文献などで既に分かっているが、それ以外は不明な点が多かった。  米沢市教委は、市内に残る古文書を筆写した「鶴城叢書(かくじょ

  • 河北新報 東北のニュース/啄木没後100年、思想語り合う 盛岡

    negadaikon
    negadaikon 2012/06/04
    啄木没後百年
  • 河北新報 東北のニュース/全国から善意の6万冊 大槌町で城山図書室がオープン

    全国から善意の6万冊 大槌町で城山図書室がオープン 開館した城山図書室 東日大震災で町立図書館が被災した岩手県大槌町で1日、町立城山図書室がオープンした。  城山図書室は、高台の町中央公民館1階に設置。広さ約100平方メートルで、約1万2000冊を開架している。今後計画する図書館再建までの暫定的な施設となる。  2002年、旧町役場近くに開館した町立図書館は津波で全壊、蔵書約5万冊が流失した。震災後、全国の個人、団体から書籍や支援金が寄せられ、蔵書は被災前を上回る約6万冊に達した。  町おこしのきっかけになった小説「吉里吉里人」の作者で劇作家の故井上ひさしさんのユリさんからも、井上さんの著作が寄せられた。  図書カードには、町の海岸に自生するハマギクの写真と「逆境に立ち向かう」という花言葉をデザインし、復興への思いを込めた。  町教委は昨年8月から仮設住宅などで移動図書館を実施。佐々

  • 河北新報 東北のニュース/「瞑想の松通り」に標識 旧制二高OB「尚志同窓会」命名

    「瞑想の松通り」に標識 旧制二高OB「尚志同窓会」命名 新たに設置された標識=仙台市青葉区の市青年文化センター前 旧制二高(現東北大)のOBでつくる「尚志同窓会」が明治期の文芸評論家高山樗牛(1871~1902年)にちなんで愛称を付けた、仙台市青葉区旭ケ丘の市道「瞑想(めいそう)の松通り」に新しい道路標識が設置された。尚志同窓会は会員の高齢化で年内での解散が決まっている。同窓会員は「学校の歴史とともに愛称を知ってもらえたら」と標識の完成を喜んでいる。  対象区間は、台原森林公園の東側を通るいずれも市道仙台駅旭ケ丘線、旭ケ丘幹線3号線と旭ケ丘線の約2キロ。標識は、通りの両端と青葉区旭ケ丘の市青年文化センター前など、計4カ所に設置された。  道路の南端は、旧制二高に学び、教壇にも立った樗牛が思索にふけったとされる「瞑想の松」が近く、これが愛称の由来になっている。  尚志同窓会は、1986年に旧

    negadaikon
    negadaikon 2011/10/31
    おお。
  • 1