丸山眞男丸山真男『自由について──七つの問答──』 聞き手・鶴見俊輔 北沢恒彦 塩沢由典 四六判、並製、272ページ/装幀・北沢街子/定価2,520円(本体2,400円+税)/2005年7月刊 20年間の封印を解いて、初公開。この危険な時代だからこそ新しい、故・丸山眞男氏を囲んでの七つの問答。東京、京都で語り尽くした、代表的思想史家による知られざる思索と探究。 解説 鶴見俊輔「丸山眞男おぼえがき」(書き下ろし、25枚) 塩沢由典「丸山さんを囲む会と文体研究会」(書き下ろし、35枚) 日本の政治思想の特質とは、どんなもの? 仏教が日本の思想史にもたらした影響は? 国家に対する〈不服従〉という思想は、日本文化の基層にもありますか? マルクス主義は再生するでしょうか? 政治的な敗北者が残したものをどう評価しますか? 国家権力を介入させないで紛争を解決しようとすることも、