チャットサービス「Slack」を提供するSlackは、米サンフランシスコで同社にとって初めてのデベロッパーカンファレンス「Spec」を開催。Slackアプリケーションの開発を支援する「Slack Developer Tools」を発表しました。 Slack Developer Toolsとして紹介されたのは、SlackのDeveloper Toolsのワークスペースです。 ここで「/sdt help」と入力すると、Slack Developer Toolsのコマンド一覧が表示されます。
Twitter、数万台のHadoopクラスタとコールドストレージをGoogle Cloud Platformへ移行すると発表 Twitterは、自社で運営している大規模なHadoopクラスタをGoogle Cloud Platformへ移行すると発表しました。 A new collaboration with Google Cloud - Twitter Twitterは基本的に自社でデータセンターを保有し運用してきました。2017年1月にTwitterのブログに投稿された記事「The Infrastructure Behind Twitter: Scale」によると、Twitterのデータセンターは5つの大陸にあり、合わせて数十万台のサーバが運用されています。 同社が運用しているHadoopクラスタは世界最大級の規模として、以下のように説明されています。 Hadoop: We have
Google、Mozilla、マイクロソフトが「WebAuthn」の実装を開始。これによって「FIDO2」の普及が期待され、Webブラウザから指紋認証や顔認証などで簡単にWebサイトへのログインや支払いの承認といった操作が実現されそうだ。 多くのWebアプリケーションは、ユーザーの認証にユーザー名とパスワードの組み合わせを用いています。 しかしユーザー名とパスワードの組合わせを用いる方法にはさまざまな問題が指摘されています。身近なところでは、安全なパスワードを生成することの手間や、安全性を高めるためにパスワードの使い回しを避けようとした結果発生する多数のパスワードを管理することの手間などがあげられます。 そしてこうしたパスワードの不便さが結果としてパスワードの使い回しを引き起こし、いずれかのサイトで万が一パスワードが流出した場合にはそれを基にしたリスト型攻撃が有効になってしまう、などの状況
NGINX Unitが正式リリース。PHP、Go、Pythonなどに対応した軽量アプリケーションサーバ オープンソースで開発されている軽量なアプリケーションサーバ「NGINX Unit」の正式版がリリースされました(「Announcing NGINX Unit 1.0 | NGINX」)。 NGINX Unitは、軽量なWebサーバとして知られるNGINXの開発者であるIgor Sysoevが設計し、NGNIXのソフトウェア開発チームが実装を担当したもの。昨年の9月にパブリックプレビュー版が登場しており、今回それがバージョン1.0に到達しました。 参考: 日本Nginxユーザ会が発足。開発者Igor Sysoev氏が語る、Nginxが生まれ、商用化された理由 - Publickey NGINX Unitの主な特長は、動的制御が可能なためコンフィグレーションやアプリケーションの入れ替え、バー
Cloudflareの1.1.1.1が「DNS over Twitter」を開始。ドメイン名をツイートすると即座にIPアドレスを返答 高速なDNSサービス「1.1.1.1」をAPNICと協力して開始したことなどで知られるCloudflareが、新たなドメイン名解決サービスの「DNS over Twitter」を開始しています。 これは@1111Resolver宛てにドメイン名とレコードタイプをツイートすると、即座にIPアドレスを返答してくれる、というもの。 下記はCloudflareのエンジニアNick Sullivan氏のツイート。 The 1.1.1.1 resolver now supports a new protocol: DNS over Twitter! Just send your queries to @1111Resolver. We’re also working o
AWSの各種サービスやSDKのドキュメントがオープンソースとしてGitHubに公開。誰でもコントリビュートや再利用が可能に Today we are adding over 138 additional developer and user guides to the organization, and we are looking forward to receiving your requests. You can fix bugs, improve code samples (or submit new ones), add detail, and rewrite sentences and paragraphs in the interest of accuracy or clarity. 今日、私たちは138以上のデベロッパーガイドとユーザーガイドを追加し、みなさんの要望を心待ち
AWSのシステム構成情報を集めて構成図を自動生成してくれる「CloudMapper」、オープンソースで公開 CloudMapperを用いることで、AWS上のシステムについて以下のような状況をすぐに把握することができると説明されています。 どのリソースがインターネットに公開されているか? どのリソース同士がつながっているのか? アベイラビリティゾーンが落ちたときでも十分堅牢なアーキテクチャか? このアカウントはいくつのリージョンを利用しているか? どれだけ大きないシステムを運用しているか? CloudMapperを開発しているDUOは、セキュリティサービスを提供する企業。同社は自身もAWSユーザーで、さまざまなオープンソースのツールを試してみたものの満足できるようなものがなかったため、自社でCloudMapperを開発したとのこと。 CloudMapperの仕組みは、まずAWSコマンドライン
最近の立ち位置としてはライオンと一緒にされていまして、テストを書いていないプルリクエストとかに対して、却下の代わりにこの画像が張られるみたいな形で、一種の恫喝の代わりに使われています。 が、本人はきわめてジェントルな人で、いましゃべってるところを見て、このライオンとはキャラが違うなとお感じになっていただければ嬉しいです。 ついて行くべき変化とスルーしていい変化 昨今の技術の現場でよくあるのは、フロントエンド疲れ。JavaScriptの新しいフレームワークや、開発方法論とか、そういうのがどんどん登場して、また新しいものが出てきたと。 2年前に標準とされていたものがすっかり過去のものになってしまっていて、Gruntはどこに行ってしまったんだとか、Backbone.jsはどこに行ってしまったんだとか。 そうした変化に追いつけずに、疲れてしまうわけです。 かと思えば、一種の限界集落。よく言えば安定
AppleもiOS/macOSをProgressive Web Apps(PWA)対応へ。次のSafari 11.1でService Workerなど実装 Appleが、iOSとmacOSの次バージョンにバンドルされるSafari 11.1で、Progressive Web Apps(PWA)の重要な構成要素であるService Workerをサポートすることが分かりました。次のiOSとmacOSのバージョンはiOS 11.3/macOS 10.13.4で、現在ベータ版としてAppleが開発中です。 PWAとは、HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術によって開発されるWebアプリケーションの一種です。Webサーバから配信されて実行されるだけでなく、リソースをローカルに保存しオフラインでの実行にも対応。Service Workerによるバックグラウンド処理やプッシュ通知なども
マイクロソフト、Progressive Web Apps(PWA)をWindows 10のデスクトップで実行可能に。Windows 10はWindows、Linux、PWA対応のプラットフォームへ マイクロソフトはWeb技術を用いてネイティブアプリケーションのように動作するProgressive Web Apps(PWA)を、WebブラウザのEdgeにとどまらず、Windows10のデスクトップ環境でも実行可能にすることを明らかにした。 Windows 10は当然のことながらWindowsアプリケーションを実行可能なOSですが、Windows Subsystem for Linuxが新たに搭載されてLinuxアプリケーションのサポートも進められています。 そしてマイクロソフトはさらにWindows 10の守備範囲を広げようとしています。次はWeb技術を用いたアプリケーション、「Progre
調査会社のSynergy Research Groupは、2017年第四4半期におけるクラウドインフラサービスの調査結果を発表しました。 クラウドインフラサービスは、IaaSとPaaS、ホステットプライベートクラウドを合わせたもの。 シェアトップはこれまでと変わらず、2位にダブルスコア以上の差を付けてAmazon Web Services(AWS)。 Synergy Research Groupは今回の発表において各ベンダの具体的なシェアを明らかにしていませんが、これまでの数字から推測すると34%もしくは35%と見られます(以下、シェアの数字はPublickeyによる推測値)。 2位はマイクロソフトでシェアは13%前後、3位はIBMでシェアは8%前後、4位はGoogleでシェアは6%前後、そして今回新しくチャートに登場したのがAlibabaで、シェアは4%前後です。 そしてチャートでその次
これから開発されるFirefoxの新規機能は、HTTPSにしか対応しない。新規のCSSプロパティなども対象 Firefoxを開発するMozillaは、Firefoxにおいてこれから開発されるWeb関連の新機能はすべて安全なコンテキスト(Secure Context)のみを対象にすると、Mozilla Security Blogの1月15日付の記事「Secure Contexts Everywhere」で明らかにしました。 安全なコンテキストとは? 安全なコンテキストとは、W3Cのドキュメント「Secure Contexts」で厳密に定義されています。日本語での説明はMDNの「Secure Contexts」で読むことができ、次のように説明されています。 (HTTPS / TLS を介して) コンテンツが安全に配信され、安全ではないコンテキストとの通信の可能性が限られているという合理的な確信
マイクロソフト、Mac版Microsoft OfficeのソースコードをWindows版のソースコードと一本化実現 20年以上の歴史ではじめて、Microsoft OfficeのWindows版のソースコードとMac版のソースコード、iOS版、Android版のソースコードが一本化されたと、マイクロソフトのプリンシパルソフトウェアエンジニアであるErik Schwiebert氏がツイートで報告しました。 Mac Office 2016 version 16 is now live! For the first time in over 20 years, Office is again built out of one codebase for all platforms (Windows, Mac, iOS, Android)!https://t.co/6gNdKTOEHl — Erik
「AWS Auto Scaling」が機能強化、基本的な設定をするだけで自動的にポリシー生成、導入が簡単に AWSは以前からスケーラブルなアプリケーションを実現するためのサービス「AWS Auto Scaling」を提供してきました。稼働中のサーバの負荷が高まると、自動的に新たなサーバを立ち上げて負荷を分散し、サーバの負荷が減ればサーバの台数を減らす、といった設定をあらかじめしておくことで、スケールアウトとスケールインを自動化するためのサービスです。 AWS News Blogに投稿された記事「New AWS Auto Scaling – Unified Scaling For Your Cloud Applicationsによると、このAWS Auto Scalingの機能が強化され、これまで必要だった複雑な設定が大幅に簡素化され、使いやすくなったと紹介されています。 下記に引用する記事
Amazon Web Services(AWS)は、「Spectre」および「Meltdown」と名付けられたCPUの脆弱性に関して同社の対応をまとめたWebページ「Processor Speculative Execution Research Disclosure」において、すでに脆弱性対策が済んだことを報告しています。 AWSがこうした特設ページを設けるのは珍しいことで、本件の重要性と緊急性の高さがうかがえます。 ただ、Googleが脆弱性の詳細な報告と対策の経緯などを詳細にブログで開示したのに対し、AWSの情報提供は実務的であっさりしたものになっています。 Amazon EC2のワークロードに性能低下は見られない 下記はAmazon EC2に関する報告を引用したものです。すべての対策が済んだと報告されています。また、OSのアップデートが推奨されています。 All instances
サーバレスコンピューティングは新しいシステム開発手法である。Serverlessconf Tokyo 2017で紹介された、スケーラブルで堅牢かつ高性能なアプリケーションの構築に役立つ6種類のデザインパターンを紹介する。 2017年11月2日、3日の2日間、東京都内でサーバレスコンピューティングのイベント「Serverlessconf Tokyo 2017」が開催されました。 サーバレスコンピューティングもしくはサーバレスアーキテクチャと呼ばれるアプリケーション実行環境は、一般にサーバのことを意識せずにアプリケーションを実行できる環境のことを指します。 そのサーバレスコンピューティング環境の実装として一般的なのが、あらかじめアプリケーションとして実行したいコードを関数として登録しておくと、指定されたイベントによって自動的に関数が呼び出されて実行されるという、いわゆるFunction-as-
Slackが11月1日に起こした大規模障害は、同社内でデプロイしたソフトウェアが原因だと報告された。全ユーザーがSlackに接続できなくなる障害は2時間以上続き、その後復旧された。その概要と時系列を公開された報告書から追う。 オンラインチャットサービスを提供するSlackは、日本時間で11月1日の朝から数時間、全ユーザーが接続できなくなるという大規模な障害を起こしています。 11月4日には、同社のStatusページに障害発生に関するまとめが掲載されました。それによると、障害の原因は同社内で行われていた定期デプロイによってサーバにデプロイされたソフトウェアの障害とのことです。 ただしそれがどのような障害であったのか、詳細については現時点では紹介されていません。 全ユーザーがSlackに接続できなくなり、復旧に向けサーバ増強 障害報告の前半は、概要がまとめられています。後述の詳細によると、同社
基調講演では、GitHubの新機能としてプロジェクトの依存関係を表示する「Dependency graph」や、このDependency graphにおいてパッケージやアプリケーションの対応や、依存関係にあるパッケージなどで脆弱性が発見された場合に通知してくれる「Security alerts」機能などが発表されました。 プロジェクトの依存関係を表示する「Dependency graph」 GitHub上で開発されているソフトウェアの多くは、ほかのプロジェクトで開発されているソフトウェア、パッケージ、アプリケーションなどを利用しています。 同社はこうしたプロジェクトの依存関係を「Code metadata」として保持しており、同社 データサイエンスチームのエンジニアリングマネージャのMiju Han氏によると、リポジトリの75%が何らかの依存関係を持ち、半分以上は10以上の依存関係を持ち、
NGINXからアプリケーションサーバ「NGINX Unit」がオープンソースで登場。PHP、Go、Pythonに対応。Java、Node.jsにも対応予定 NGINX UnitはNginxの開発者であるIgor Sysoev氏が設計し、NGNIXのソフトウェア開発チームが実装したもので、同社としてはNginxと同等の開発プロセスと品質を実現しているとしています。 現時点でPHP、Go、Pythonに対応。Java、Ruby、Node.jsにも対応予定です。 NGINX Unitの最大の特徴として挙げられているのは、最初から動的制御が可能なように設計されており、アプリケーションの入れ替えやバージョンアップなどを再起動することなくシームレスに行えるところです。 RESTful APIやJSONによるコンフィグレーションの変更やリロードもリアルタイムかつ動的に反映されるとのこと。 また、同一サー
Amazon Web Services(AWS)は、国内で2カ所目のリージョンとなる「大阪ローカルリージョン」を2018年に開設すると、5月30日から6月2日まで開催中のイベント「AWS Summit Tokyo 2017」の基調講演で発表しました。 大阪ローカルリージョンの「ローカルリージョン」とは、AWSのこれまでのリージョンとは異なるもののようです。 本リージョンは、ローカルリージョンと呼ばれる新しい設計概念のデータセンターです。AWSのローカルリージョンは、旧来の単一データセンターのインフラ設計とは全く異なる、耐障害性の高い単一のデータセンターです。 (「【新リージョン】2018年に大阪ローカルリージョンを開設予定」から) これまでAWSのリージョンは複数のアベイラビリティゾーンを組み合わせることで耐障害性を実現してきましたが、ローカルリージョンはそれとは異なる方法で耐障害性を実現
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く