『時間についての十二章』という本で、著者の内山節さん(哲学者)が、 季節が巡り、同じ仕事が姿を少しずつ変えながら循環していく農村の時間と、 時計に管理され、直線的に進んでいく近代的な労働の時間を対比している。 時間についての十二章―哲学における時間の問題 作者: 内山節出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1993/10/27メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る(昔の自分のblogですが言い足りてない感じの内容紹介⇒時間についての十二章 | 本とか。物とか。) 今より明日がよくて、過去より未来がきっと素晴らしくて、努力すれば実って、 そういう高度成長期的な熱狂から覚めて久しい私たち、 でも今は自己責任、自己成長、自己啓発、 結局やってることは同じ、今に目をつぶって明日を夢見てる、 そんな私たちが本当に疎外されてるのは何か、そういうことを考えさせられる