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今回は、「成功恐怖」という「幸せを避けてしまう心理」を深堀りしたいと思います。 「成功恐怖」とは、 「自分が成功したら周りから妬まれたりして返って不幸になるのではないか」と思い、 自ら成功を避けてしまう心理です。 「成功恐怖」という概念が提唱されたとき、 「女性に多い」とされましたが、それは女性であると「周囲との協調を求められる」「女性の成功を世の中が喜ばない」等といった時代背景があったからと指摘されています。 この「成功恐怖」は、単独で語ると話が広がらないのですが(上記の説明で終わってしまう)、 現実場面では、いろいろな心理と絡み合って、生育歴が大きく影響する心理であると私は捉えています。 そこで今回は、「幸せになることが怖い」あるいは「自分が幸せになれるわけがない」という「成功恐怖」という心理について、 「成功恐怖」の概念の枠を寝子が勝手に超えて理解していきたいと思います。 この記事で
今回は、『再演』というトラウマ反応による無意識の行動を取り上げます。 『再演』は、傷を増やし深くしてしまう上に、 自己嫌悪や無力感、周囲の人たちからの信頼の喪失など、 場合によってはもともとのトラウマよりも深い傷になってしまうことがあります。 『再演』を理解することで、新たな傷を防ぐことに繋がる可能性があり、 自分の行動に対する理解が進むことで無力感や自己否定感を和らげることができることがあります。 今回はその『再演』について理解していきたいと思います。 再演とは? 再演は、トラウマとなる出来事を繰り返してしまうことをいいます。 自ら進んで危険な場所や好ましくない関係性に向かっていっているように見えますが、 それこそが「トラウマ反応」であります。 再演は、機能不全家庭に育った場合の親との関係性を、成人後に他者と繰り返すパターンや、 性被害に遭った方が、何度も性被害に遭ってしまったり、自らの
今回は、よく耳にする「自己肯定感」や「ありのまま」に対して私が個人で感じていることと、 心理士になっていろいろなクライエントさんと出会ってから思うようになったことに関して 雑談的に気楽な感じで書こうかなと思います。 以前に「自己肯定感とは」という記事で3回に渡って書いており、その記事と主旨は同じではありますが、 今回はどちらかというと「自己肯定感を高めよう」ということをちょっと否定的にみています。 なので、「自己肯定感を高めることが自分に合っている」という方は飛ばしてくださいね。 これは治療法と同じように「合うか合わないか」ということだと私は捉えていますので、 どちらが良いということではないです。 ただ今回は「“ありのままの自分を大切に”“自己肯定感を高めよう”というフレーズが苦しく感じる」という方に向けた記事になります。 自己肯定感とは 頻繁に見聞きする「自己肯定感」って本当のところなん
以前、河合隼雄の「中年危機」という本の感想文のようなものを書いた。諸般の事情でお蔵入りになってしまったのだが、僕なりの現代のカウンセリング論にもなっているので、ここに掲載します。お暇な時にでも。 ★★★ 夕闇の心理学―河合隼雄と小室哲哉 この本が「中年クライシス」という名前で最初に出版されたのは1993年。私はちょうど10歳で、中学受験のための塾に息も絶え絶え通っていた。その塾では毎週日曜日に模試を受けなくてはいけなかったのだが、その国語の問題文に頻出していたのが河合隼雄だった。 思えばその頃、世間は臨床心理学ブームだった。「物は豊かになったが心はどうか」と河合隼雄は語っていて、その言葉は多くの人の心を打っていた。メディアで、書籍で、そして国語の問題文で、彼は心について人々に語りかけていた。 私もまた深く打たれてしまった一人だ。中学受験がせつない結果に終わったあとも、折に触れて河合隼雄の文
DVの知られざる現実 カウンセラーとして長年生きてくると、現場で当たり前と思っていることを研究者やメディアのひとに話したとき、「え~っ」とのけぞられることがある。そのことに驚き、改めて自分が仕事をしている世界と世間の常識との落差を認識させられるのだ。 たとえば、DV被害者支援と虐待防止の専門家とのあいだにはほとんど交流がなく、ときには対立することもあるという事実だ。 背景には縦割り行政の弊害もあるが、DV被害者支援の源流がフェミニストたちの運動にあり、いっぽうで虐待防止運動はヒューマニズムや母性中心主義であることが、現場での齟齬につながっている。 これは日本だけの問題ではなく、北米やオーストラリアでも過去にそんな時代があったが、専門家たちが努力してそれを乗り越えてきたという歴史がある。 千葉県野田市(2019年)や東京都目黒区(2018年)で起きた不幸な虐待死事件は、DVと虐待が同時に起き
※このnoteを表現規制や女性差別問題に関わる議論の参考にするのはやめてください。以前も言いましたが、表現規制や女性差別に関わる議論は「所詮個人の気持ちの問題だろ」で終わらせられる物ではないと思っています。 自分をカウンセリングする為だけに自分語りをしていいですか?いいよ!ありがとう! 自分の感情や欲望をいちいち他者に承認して許可してほしい欲求があります。自分語り文なんて勝手に書けばいいのに、何故か他者に「自分語りしていいですか」とか許可を求めるメンタル。そして「良いよ」と承認してもらいたいメンタル。未だに小学五年生くらいのメンタルから成長できていない私のメンタル。もう年齢的にはとっくに大人なのに。 未だに「せんせーーー!!昨日吉田さんが寄り道して買い食いしてました!よくないと思います!!」って学級会でつるし上げしたい小学生優等生タイプ女子みたいなメンタルでいる。見た目は大人中身は十一歳の
夜になると涙がぼろぼろと出る。三月に入ってからずっとだ。自分のどこにこんな水分があったのか不思議な程に。 まるで幼い頃に戻ったようだなと思う。小学校低学年のときはよく泣いて周りを困らせていた。本当にいつも泣いていた。今よりも臆病で、些細なことがとても怖かった。 それも中学に入ってからは減っていったが、その代わり人のいないところで泣くようになった。当時の私は家のことでかなり気を病んでいて、ずっと息苦しかった。 毎晩咽ぶ声で枕を濡らし、二階の自室から飛び降りようと窓枠に足をかけたことも一度や二度ではない(その度に思い留まっているわけだが)。 今の道に進み、いつか一人で生きていこうと決めたのもその頃だった。 高校もその後の進路を視野に入れて選んだ。勉強は三年間真面目にやった。血眼だった。ただ、その頃にはもう人前では一滴の涙も出なくなっていた。ぴくりとも動かない涙腺に、人前でも感情のまま泣くことが
2024-08-31 【アメフト】Xリーグ、台風の影響で8/31神戸開催の1試合を延期 残り7試合は予... 【アメフト】Xリーグ、台風の影響で8/31神戸開催の1試... アメリカンフットボール・マガジン編集部
名越康文メールマガジン「生きるための対話」より フェイクニュースに騙されないことなど誰にもできない–心理学的メディアリテラシー考 最近、「フェイクニュース」なる言葉が流行しています。ネット上に情報が洪水のようにあふれる現代においては「メディアリテラシー」を持つことが重要といわれますが、フェイクニュースを批判していた側が、別のフェイクニュースに踊らされていた、ということもしばしば目にします。どうすれば目の前の情報をきちんと「疑う」ことができるでしょうか。(編集室) 「メディアリテラシーのある人間」などどこにもいない メディアリテラシーというのは、一言で言えば「情報を客観的に、正しく捉えること」ですよね。 でも実は、「リテラシーがある/ない」という捉え方自体が、私はちょっとナンセンスなんじゃないか、と感じています。なぜかというと、「人間はありのままの現実を捉えることができない」ということが、少
非常に興味深いお話でした。 古本を入手して読んでいるところですが、他の話も興味深く、人情味ある筆致が魅力的です。 絶版なのがもったいないですね…。 ※「お忍び」は違和感がある、というご指摘を複数受けたことを踏まえて、タイトルを若干変更致しました(文字数は変更なし)。 続きを読む
アサーションとは何か? † アサーション より良い人間関係を築くための、自分も相手も大切にした自己表現法 アサーティブ アサーションが実現されていること ↑ コミュニケーションについて † #amazon(476082586X) コミュニケーション 人間関係において相互理解を促進する行為 自分の気持ちは、表現しなければ相手にはわからない 自分が言いたいことは、相手に伝わるように表現する必要がある 相手が自分の表現をどのように受け取るか、感じるかは相手次第である &amazon(476082586X);より 自分の気持ち、考えをうまく表現する(自己表現する)と、コミュニケーションはスムーズになる ↑ 攻撃的自己表現 † #amazon(4931317014) 「私はOK、あなたはOKでない」 攻撃的自己表現とは 自分のことだけを考え相手の気持ちを配慮しない自己表現 自分の意見や考え、気持ちを
【まとめ】性について、真面目に考えてみた。 気恥ずかしくて誰にも相談できない…。その気持ち、わかります! でも、自分の身を守るうえで、正しい知識は武器になります。 さまざまな番組を通じて、「性とは何か」「...
かいや・ひさのぶ/医療法人和楽会理事長、特定非営利活動法人 NPO不安・抑うつ臨床研究会代表、社団法人 日本筋ジストロフィー協会理事長。1943年生まれ、愛知県出身、名古屋市立大学医学部卒。ミュンヘン・マックスプランク精神医学研究所留学、岐阜大学医学部助教授、自衛隊中央病院神経科部長、岐阜大学客員教授を経て1993年開院。米国精神医学会会員、2009年第1回日本不安障害学会会長などを歴任。『社交不安障害』(新興医学出版社)、『非定型うつ病 パニック障害・社交不安障害よくわかる最新医学』(主婦の友社)、『不安・恐怖症のこころ模様』(講談社)など著書多数。 ――企業で働く若手社員の中に、「新型うつ」と呼ばれる心の病が流行っています。この病気の難点は、 周囲の理解を得ることが難しいこと。うつ病のような症状で仕事ができなくなり、休暇を取っているのに、プライベートで元気に飲み会に参加したり旅行に行っ
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