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ブックマーク / blog.tinect.jp (99)

  • 封切り前のジブリ映画を生徒に観せた学園理事長の話。

    式典と嫉妬 三十年以上前の話になる。記憶は曖昧だ。もう昨日のことも曖昧なおれの脳みそには断片しか残っていない。 学校の、式典のことだった。なんの式典だろう? おれは中高一貫校の出だ。中学校の卒業式かもしれない、高校の卒業式かもしれない。おれにはよくわからない。 よくわからないが、鮮明に覚えているシーンがある。おれとけっこう気の合った、仲のよかったやつが、証書の授与に行くところで、わざと転けたのだ。あからさまにわざと転けた。 それを理事長が「個性のある子もいました」というように褒めたのだ。おれはそれに嫉妬を覚えた。学校の理事長がわざと転けたふりをして、注目を浴びようとした生徒を褒めた。それだけのことなのに、なぜおれは嫉妬を覚えたのか。その理事長が、徳間康快という男だったからだ。 徳間康快という人間 おれがこのたび「徳間康快」という人間を思い出すきっかけになったのは、佐高信の『メディアの怪人徳

    封切り前のジブリ映画を生徒に観せた学園理事長の話。
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    neputa 2024/11/12
  • 長めの抑うつで失うものを知らせたい

    長めのうつ 月に一度の通院をして会社に戻る途中のことだった。おれはあまり行かないコンビニでコーヒーを飲むことにした。 おれは病院と薬局に行くと、なにか嫌だということもないのに、不思議と力を吸い取られたようになってしまう。そこでコンビニのコーヒーくらいの贅沢は自分に許す。 レジにいたのは小柄な外国人女性だった。名札にはミャーミャーだかモーモーだか、そんな名前が書かれていた。これは彼女の名なのだろうか、ちかごろ流行りのコンビニ従業員用ニックネームだろうか。それとも、彼女自身のニックネームなのだろうか。 「サイズは?」 「Lで」 「L」と書かれたカップを手渡された。おれはスマートフォンで「L」の金を払った。コーヒーマシンで、「L」のボタンを押した。しばらく待って注ぎ終わった。 おれはおどろいた。コーヒーのカップのふちぎりぎりまで注がれていたからだ。こぼれそうじゃないか。 おれは「L」用のふたを

    長めの抑うつで失うものを知らせたい
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    neputa 2024/10/21
  • 20万円でも人は死ぬ

    ここに人がある。ひとりであって、仲間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。 ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。 すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。 「伝道の書‬ 4‬:8‬-10‬」 親会社から見放されたその後 おれの勤める零細企業は、親会社から見放された。そのことは前に書いた。 「手取り19万円の栄光の終わりに」 その後、どうなったのか。親会社は我が社に対する2,000万円くらいの負債をチャラにしてくれた。チャラにしてくれた分、それに消費税がかかり、意外なところから困ることに

    20万円でも人は死ぬ
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    neputa 2024/09/19
  • ベストセラー『ふしぎなキリスト教』で、キリスト教をマイナスから学び直してみる

    マイナスからのキリスト教 おれはかつて、このサイトでキリスト教(宗教)についていくつか記事を書いてきた。書いてきたうえで思うのだが、おれのキリスト教理解は足りていない、不十分だ、それどころか間違ってさえいるかもしれない。 小室直樹に、キリスト教、イスラム教、儒教、仏教の違いを学ぶ。 _ Books&Apps おれたち日人には「信仰」がわかるのだろうか? _ Books&Apps 「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」という。過ちかどうかわからないが、おれのキリスト教についての理解について、違うところが出てきたので、それを記しておきたい。 前提として、おれは極めて雑に浄土真宗、親鸞の教えを支持するものであって(信仰ではない)、キリスト教者ではない。 で、キリスト教マイナス理解のおれがまずマイナスから学ぼうと思ったはなんであろうか? 『ふしぎなキリスト教』、これである(以下『ふしキリ』)。

    ベストセラー『ふしぎなキリスト教』で、キリスト教をマイナスから学び直してみる
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    neputa 2024/09/05
  • とにかく、男は弱いよな。惑溺するよな。そう思ってしまう。

    令和の映画『蒲団』 あまり大作ではない映画『蒲団』をミニシアターで観た。 『蒲団』って、田山花袋の『蒲団』? そのとおりだ。国語の教科書に載っていただろう。日の私小説のはじまりとも、自然主義文学のはじまりともいわれる作品だ。 なんとなくあらすじを知っている人もいるだろう。蒲団でなにをするのか知っている人もいるだろう。 でも、読んだことある? おれはなかった。おれが大好きな高橋源一郎の「日文学史もの」でもよく出てくるのだが、なんとなく読んでいなかった。古典的名作ってそういうものでしょう。開き直り。 で、映画『蒲団』。こちらはあくまで田山花袋作品を「原案」としている。 舞台は令和の現代だ。先生(主人公の時雄のことをこのエントリーでは「先生」と呼びます。おれのなかでなぜかそうなっているので)は小説家ではなくテレビドラマの脚家だ。そこに、脚家志望の若い女性が弟子になりたいと押しかけてきて…

    とにかく、男は弱いよな。惑溺するよな。そう思ってしまう。
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    neputa 2024/08/22
    おもしろかった。ブコメ見て完全にノンフィクションだったりするのかと想像した。面白がってよいのか分からないが、カッコ悪い話しは面白い。
  • 『メガトン級「大失敗」の世界史』を読み、人類の「やらかし」に思いを馳せる。

    メガトン級「大失敗」の世界史 とてつもない失敗をやらかした時には、迷うことなく書をお読みください。人類がどれほどヘマを繰り返し、救いようのない災いをまき散らしてきたか。 こんな宣伝文句を見て、おれは『メガトン級「大失敗」の世界史』というを手に取った。 メガトン級「大失敗」の世界史 (河出文庫) 原題は「HUMANS:A Brief History of How We F*cked It All Up」というらしい。 おれは英語圏の四文字言葉の感覚はわからない。いずれにせよ、ヒューマンズの話である。われわれ人類はどれだけ大きな失敗をやらかしてきたのか。 失敗は大きく二つにわかれる。人類の人類に対する失敗、人類の自然環境に対する失敗。 前者については専制君主の失敗、民主主義の失敗、戦争の失敗、植民地の失敗、外交の失敗、テクノロジーの失敗……とある。 人類の人類に対する、あるいは国家に対する

    『メガトン級「大失敗」の世界史』を読み、人類の「やらかし」に思いを馳せる。
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    neputa 2024/07/29
  • 2000年前のキケロ「老年論」に驚かされるばかりだった。

    ある日おれは、図書館でキェルケゴールとキケロのを借りた。なんの意図もない。なんとなく「き」が気になったからだ。そういう日もある。 キケロの名前は聞いたことがあるだけで、何時代の何人かも知らなかった。 マルクス・トゥッリウス・キケロ – Wikipedia マルクス・トゥッリウス・キケロ(ラテン語: Marcus Tullius Cicero, 紀元前106年1月3日- 紀元前43年12月7日)は、共和政ローマ末期の政治家、弁護士、文筆家、哲学者である。 そうか、そんな時代の人だったか。おれは大学受験のために中学から世界史を優先して学ばされていたが(公立校の人は日史に時間をとっているため、受験のときにライバルが少ないはず、という学校の方針)、なるほど三十年も経つとなにも覚えていない。 いずれにせよ、紀元前の人物だ。そのころ、日人はなにをしていたのだろうか。こういう疑問をいだいたとき、お

    2000年前のキケロ「老年論」に驚かされるばかりだった。
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    neputa 2024/07/25
  • おれたち日本人には「信仰」がわかるのだろうか?

    して、おれが読んだドーキンスは1941年に生まれて、おれが読んだのは『さらば、神よ 科学こそが道を作る』というを書いたのは2019年のことである。ベストセラーとして知られるのは『神は妄想である』で、こちらは2007年だった。 では、『さらば、神よ』はどんななのか。原題は『Outgrowing God A Beginner’s Guide』だ。 要するに無神論の入門書というか、青少年向けに書かれたといってよい。ティーンエイジャー向けというか。 これを読んでおれは驚いた。リチャード・ドーキンス級の人が、今、この時代に、英語圏、キリスト教圏の国の若者に、こんなものを書かなければならないほどなのか。やはり欧米の信仰心というものはそんなに根強いのか、と。 アメリカの信仰心 もっとも、たとえばアメリカではキリスト教離れが進んでいるという話もある。 米国でキリスト教離れが止まらない、教会の閉鎖も急

    おれたち日本人には「信仰」がわかるのだろうか?
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    neputa 2024/07/02
  • すべてのおっさんの心に「自分だって若い女性にモテてもいいじゃないのか」という気持ちはないだろうか。

    ホーム > すべてのおっさんの心に「自分だって若い女性にモテてもいいじゃないのか」という気持ちはないだろうか。 りりちゃんのマニュアル 少し前に「頂き女子りりちゃん」が話題になった。この世の中には頂き女子というものがいて、頂けられてしまう「おぢ」がいるということだった。 正直、おれはあまりこの事件に興味をもっていなかった。おれには関わりのなさ過ぎる世界の話だからだ。しかし、ふと、次の記事を読んでしまった。 名古屋「22歳頂き女子」にだまされたおじさん2人が特別対談「僕らがバカだった。若い女子がおじさんとの“餃子の王将デート”を喜ぶはずがない」 なんととくべつな対談なのだろうか。おれは夢中になって読んでしまった。 そして、「りりちゃん」のマニュアルを読みたくなった。マニュアルくらいにしては判決が重いな、と思ったような気がしたし、どんな内容なのだろう。もちろん、マニュアルだけの罪ではないが。

    すべてのおっさんの心に「自分だって若い女性にモテてもいいじゃないのか」という気持ちはないだろうか。
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    neputa 2024/06/24
    最後、いい歌だ。
  • 手取り19万円の栄光の終わりに

    舵のない舟 かくて早くも彼の心は、洗練された隠遁の地、心地よき無人の境、人間的愚かさの絶えざる氾濫を遠く逃れた、びくとも動かぬ、なまぬるい方舟を夢みつつあった。 ユイスマンス『さかしま』 思えばおれの人生というのは舵のない舟に乗って川を流れてきただけだ。みすぼらしい帆や、壊れかけのエンジンはついていたかもしれない。ただ、流れてくるように、流れてきた。 おれは人生に興味がなかった。正確にいえばおれはおれの人生に興味がなかった。明日、どうしよう。五年後、どうしよう。大人になったら、どうしよう。なに一つ向き合ってこなかった。 親だとか誰かだとかにいわれるがままに、適当に流れてきた。意思というものがなかった。 べつに親だとか誰かだとかを信じていていたとか、そんな話もない。自分は確固たる意思をもって、意思を持たずに生きてきた。 人生の岐路に立って自分で道を選んだという覚えもなければ、なにごとかに目覚

    手取り19万円の栄光の終わりに
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    neputa 2024/05/30
    この文章は書籍になった方がいいと思う。
  • 歯医者の人には悪いんだが、ほんまおれ、怖いんや……。

    悲劇のフロス ある夜の晩のことだ。おれはフロスで歯間のお掃除をしていた。日々の習慣だ。 いつものように、歯間をきれいにして……いたら、銀歯が取れた。ひっかかって、銀歯が取れた。 取れた銀歯をおれは見た。歯の上部を覆っていたキラキラの銀歯。 銀歯の表面はキラキラで、「これ、ピアスにできねえかな」とか思った。現実逃避である。おれは歯医者に行かなくてはならなくなった。 予約するのも面倒くさい。時間も取られる。金も取られる。 ……でも、まあ、銀歯をつけるだけなら、痛くないよな。そうだ、この銀歯をつけてくれた歯医者は無痛治療なんだ。 そう思って翌日、歯医者に電話した。電話したら、話し中だった。しばらく待って、また電話した。また話し中だった。そして、もう一度。 あれ、おかしいな? ウェブサイトはあるのに。でも、Googleマップに出てこない。おかしい。そこでマップで入居しているはずのビルを調べてみると

    歯医者の人には悪いんだが、ほんまおれ、怖いんや……。
    neputa
    neputa 2024/05/22
  • イギリスの「禁煙法」は行き過ぎなのだろうか。

    イギリスで「禁煙法」のようなものが可決された。そんなニュースがあった。 英下院、たばこ販売禁止法案を可決 2009年以降生まれを対象に イギリスの下院は16日、2009年1月1日以降に生まれた人が生涯にわたってたばこ製品を買えなくする法案を可決した。 リシ・スーナク首相が主導した「紙たばこ・電子たばこ法案」は、383対67の賛成多数で下院を通過した。首相経験者を含む複数の与党・保守党幹部が反対票を投じた。 施行された場合、イギリスのたばこ規制法は世界で最も厳しい部類のものとなる。 似たような法律がニュージーランドで先行して施行され、その後に撤回されたとかあったが、とにかくイギリスはこのような道を選んだ。 おれはたまたま倫理学入門のを読んでいたので、「これは倫理学が取り扱う問題だな」と思った。とくに児島聡『実践・倫理学』においては第5章が「他者危害原則と喫煙の自由」だ。まさにたばこの問題を

    イギリスの「禁煙法」は行き過ぎなのだろうか。
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    neputa 2024/05/07
    いつだって英国はヤセ我慢が大好き。いずれ人類は小説『ハーモニー』の世界に行きつくと思っている。徐々に揺り戻しもありつつ行きつくだろう。その後はわからないけど。とても興味深く面白い内容だった。
  • キャッシュレス決済がこんなに便利だって想像できた?

    このごろのキャッシュレス このごろいくつかキャッシュレスの話題をネットで見かけた。 飲店などが、キャッシュレス決済の手数料の高さに困っている、という話である。おれはそういう商売に携わったことがないのでわからないが、なるほど高そうだ。 とはいえ、この問題で小売店に同情する声というのはあまりない。ほとんどないといってもいいかもしれない。 「だったら現金オンリーにすればいいのでは?」という声が多い。「なじみの店、応援したい店では現金払いにしたい」という声もあるが、あまり多いとは言えない。 むしろ、オダギリジョーのCM(オダギリジョーの店に大口のお客さんがきそうになるが、キャッシュレス決済ができないことによって機会損失する……テレビをまったく見ない人向けの解説)のように、「じゃあいいですー」ってなるよ、という人が多い。現金まったく持ち歩かないよ、という人もいる。 おれは、どうなのか。おれはつねに

    キャッシュレス決済がこんなに便利だって想像できた?
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    neputa 2024/04/26
    “出始めのころは「QRコード決済なんて、だれが使うんだろう?」と思っていた。おれが使っている。” 笑ってしまったが自分も同じだった。イオカード懐かしい。キャッシュレス使いこなしててすごい。
  • 「マナー、道徳、常識、暗黙の了解」で人を叩く行為が気に入らない。

    功利主義に向き合う いきなりだが、どうもおれは功利主義者らしい。反出生主義などの持論を述べていたら、そう指摘された。 なるほど、反出生主義論者のベネターの考え方は功利主義的かもしれない。 とはいえ、おれは功利主義をよく知らない。「最大多数の最大幸福?」くらいのものだ。なので、おれはを読んでみることにした。 たとえば、有名なJ.S.ミルなどはなんといっているのだろう。『功利主義』の冒頭はこんな文章で始まる。 正と不正の判断基準をめぐる論争は、解決に向けた進展が少しも見られない。人間の知識の現状を作り上げている環境要因のうちで、これほど期待はずれなものはほとんどない。 最も重要なテーマに関する思索でありながら、長いあいだ立ち後れたままであり、期待はずれという点でここまで際立っている環境要因はほとんどない。 哲学が誕生して以来、最高善に関する話題、あるいは同じことになるが、道徳の基礎になる問題

    「マナー、道徳、常識、暗黙の了解」で人を叩く行為が気に入らない。
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    neputa 2024/04/12
    多様性を認める流れや個々が意見発信できる社会なので、一般・常識・普通は以前と同じ意味では通らないものと認識している。それぐらい分かれよ?のそれは何かを表明する必要がある。
  • ジャガイモを拾えない人間はセルフ・ネグレクトへ至るのか?

    ジャガイモの袋が破れて散らばった ある日の夜、おれは鍋料理を作っていた。トマト鍋だ。トマト鍋にはジャガイモが合う。 おれはジャガイモをスーパーで買った。スーパーで買ったジャガイモは薄いビニール袋に入っている。 おれはハサミでジャガイモのビニールを切った。切ったら、やぶけた。やぶけて、なかのジャガイモたちが散らばった。 これが、その写真ということになる。なぜ写真を撮ったのか。ジャガイモが散らばったからだ。 そしておれは「これを拾い集めないな」と思った。思って、そのことを世界に発信しようとした。X。なぜそんなことを発信しようと思ったのか。この世にはわからないこともある。 ちなみに、ジャガイモが落ちている瓶はすばらしいスコッチであるラフロイグの瓶だ。そして、真ん中にはキッチンハイター。その左には最高にすばらしいスコッチであるアードベッグの瓶がある。 こんなふうにものを並べている人間が、どんな人間

    ジャガイモを拾えない人間はセルフ・ネグレクトへ至るのか?
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    neputa 2024/03/28
  • では、家畜にすらなれない人間は? 熊代亨『人間はどこまで家畜か』を読む

    『人間はどこまで家畜か』をお送りいただく シロクマ先生……熊代亨氏、早川書房さまより『人間はどこまで家畜か:現代人の精神構造』を恵贈いただきました。消費者庁のガイドラインに沿って書きました。なのでこの記事はステマではないです。あとはなに書いてもいいんだよな? おれと進化心理学 して、このをお送りいただくにあたって、シロクマ先生より、「こいつはこのへんのことに興味がありそうだ」とお考えになられたようです。 たしかに、おれは以前、進化心理学のを何冊か読んだ。読んで、その感想を自分のブログに書いたこともあった。 進化心理学……、人間の心理というものもダーウィンの自然選択によって進化してきたものだという考え方だ。理にかなっていると思った。 そんな中で見かけたのが「楽園追放仮説」だった。 まさに『進化心理学入門』というで紹介されていた。その仮説を唱えたと紹介されていたのは、連続爆弾魔「ユナボマ

    では、家畜にすらなれない人間は? 熊代亨『人間はどこまで家畜か』を読む
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    neputa 2024/02/27
  • 馬券に手取りの4分の3を突っ込んでいるおれが株や投資について語る。みな、警戒しろ。

    磨き中年 「磨きの少年が株の話をしはじめたら、暴落の前兆だ」というエピソードがある。 ジョセフ・P・ケネディの話だという説もあるが、だれだかしらん。まあ事実はどうであれ、それは株式市場のことをよく言い表しているから、今に伝わっているのだろう。 というわけで、毎月、馬券購入に手取りの19万円の3/4を突っ込んでいる低所得者のおれが株や投資について語る。みな、警戒しろ。 手取り収入の3_4を馬券購入につぎ込む人間の告白/Books&Apps ……とはいっても、おれが投資の真似事みたいなものをはじめたのは2007年のことである。かなり前だ。 「最近株価高いらしいっすね?」とか、「新NISAっていいらしいっすね?」とか、磨き中年というには、ちょっと年季が入っている。 そもそもなにを始めたのだったっけ? プチ株(単元未満株、端株)で投資ごっこをしたかったのだ。 単元未満株は文字通り単元未満で売

    馬券に手取りの4分の3を突っ込んでいるおれが株や投資について語る。みな、警戒しろ。
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    neputa 2024/02/15
  • あんなにも感動し、興奮したものが、惰性になってしまった。これは悲しい。 | Books&Apps

    おれの生活 おれは毎晩の事をXにポストするタイプの人間である。Twitterにツイートしてきた人間だといってもいい。 おれには3,600人ほどフォロワーがいるが、毎日おれを観察している人間がいるだろうか?たぶん10人くらいいると思う。その10人は気づいていることと思うが、おれは毎晩ほとんど同じものをべつづける。 貧乏だから野菜がえないとかいうのは毎晩お好み焼きべないやつの戯言にすぎない/関内関外日記 古くは、お好み焼きだった。一家離散して一人暮らしをはじめた。 金がないので自炊する。はじめての自炊生活。なにをべよう。おれはお好み焼きが好きだった。お好み焼きはどうだろう? お好み焼きなら小麦も卵もキャベツも肉もとれるし、栄養的にも悪くないんじゃないのか。なにより、おれはお好み焼きが好きだ。 でも、毎日べると飽きるんじゃないのか? これが、飽きなかった。おれは来る日も来る日もお

    あんなにも感動し、興奮したものが、惰性になってしまった。これは悲しい。 | Books&Apps
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    neputa 2024/02/06
    なるほど気づかなかったな。知見を得た → 「快楽だと思っているのに実は惰性になっていること」
  • 不安になったら薬を飲め

    ずっと不安だった おれが自分の性格というものを説明しようとすると、以下のような言葉が並ぶ。内向的、心配性、後ろ向き、弱気、消極的、意志薄弱、怠惰、マイナス思考、ネガティヴ思考、悲観主義……。 陰キャで、非リアで、なんの前向きさもない人間ということになる。 今の時代、いや、いつの時代でも人間に求められる資質に反していることこの上ない。そして、その通りおれは底辺に近い人生を送っている。 それにしても、なんで、こうなんだろう。というか、世の中の人で、こうでない人がいるのはなぜなんだろう。少なくとも、こう見えない人は存在する。 おれは双極性障害(躁うつ病)持ちである。これはおれの性格の前提なのだろうと思われるかもしれない。 しかし、おれがそう診断されるずっと前、それこそ、物心ついたころから、おれは常にそうだった。 そして、常に不安だった。 幼少期の無力感 おれはちびだった。いや、いまも平均身長から

    不安になったら薬を飲め
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    neputa 2024/01/18
  • ちょこざっぷで運動する習慣がついてから、抑うつで寝込むことが少なくなってる……ような気がする

    ちょこざっぷの日々 おれは2023年の夏から、ちょこざっぷに通い始めた。ちょこい、トレーナーもいない無人コンビニジム。 わざわざ「ちょこざっぷ」と書くのは、「ジムに通っている」と書くのを躊躇させるほど、「ちょこざっぷ」は普通のジムより緩い場だからだ。 chocoZAP(ちょこざっぷ)に行くのはどんな人なのか? おれは当初、コロナ禍で外出も減り、運動も減り、なまりになまった身体を動かす場所として考えていた。 あくまでメーンはエアロバイクエアロバイクで有酸素運動する、痩せる、これである。 しかし、しばらく経つと、マシンに目が行くようになった。筋トレの、マシン。 おれの行くちょこざっぷの店舗は、マシンがわりと充実している方だ。充実していない店舗もある。それも事実だ。でも、おれが行く「ホーム」は、わりと充実している。 気づいたらおれは、ちょこざっぷを筋トレの場所にしていた。エアロバイクもトレッド

    ちょこざっぷで運動する習慣がついてから、抑うつで寝込むことが少なくなってる……ような気がする
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    neputa 2023/12/26
    裏切らない、すべて解決とか言われると引いちゃう。「筋肉は悪くない」、すごくちょうどいい言い回し。何はともあれ良かった。