マスクは踊る 『マスクは踊る』という本を図書館の本棚で見かけた。「ああ、マスク、共和党の大会みたいなので踊っておったなあ」と思った。いや、思わなかった。それは東海林さだおのコラム集であった。 マスクは踊る (文春文庫 し 6-101) おれたちはマスクに踊っていた。踊らされていた。よくわからない。おれは以前、こちらでこんな記事を書いた。 「日本人は、いったいいつまでマスクを着け続けるのだろうか。」 これである。書いたのは2021年の11月だ。 おれの観測するところでは、道行く人のマスク着用率は99%というところだ。 と、書いている。マスク全盛期だったと言える。 でも、いずれはマスクを外す日が来るのだろう。 それがいつになるかはわからない。一年後かもしれないし、二年、三年、あるいは五年後かもしれない。 それは想像がつかない。専門家も明言しない。明言できない。 ひょっとして、おれが生きている間
