企業で研修する外国人実習生に日本の交通ルールを学んでもらおうと、富山南交通安全協会大沢野支部や富山南署などが22日、富山市上大久保の市大沢野総合運動公園で、自転車の乗り方教室を開いた。付近の工場に所属する中国やベトナムの実習生58人が参加した。会場に模擬の信号や横断歩道などが設置され、実習生は交通指導員らから左側通行や後方確認など安全運転の基本を丁寧に教わった。 同支部の池田義輝支部長(66)は「実習生は入れ替わりが多いので、毎年継続し、安全意識を高めたい」と言う。参加した中国・吉林省出身の馬丹丹さん(22)は「信号での安全確認など、自転車のルールを勉強したのは初めて」と話していた。【成田有佳】 7月23日朝刊