【カイロ=大内清】イスラエルが実効支配するゴラン高原北部で15日、パレスチナ難民中心の反イスラエルのデモ隊がシリア側からイスラエル側へ越境、同国軍部隊からの発砲を受け、フランス通信(AFP)によると2人が死亡、数十人が負傷した。ゴラン高原で衝突が起きるのは異例。 ゴラン高原は1967年の第3次中東戦争でイスラエルが占領、74年に停戦ラインが引かれた。事件について同国当局者は「シリア政府が(越境を)組織している」と指摘、シリアはイスラエル軍の発砲を「犯罪行為」だと非難した。 レバノン国境付近でも同日、パレスチナ難民とイスラエル軍が衝突し、ロイター通信によると10人が死亡した。この日は、イスラエル建国に伴い大量のパレスチナ難民が発生した「ナクバ(大惨事)」記念日で、パレスチナ自治区でも反イスラエルデモが相次いだ。 【関連記事】 【軍事情勢】テロリストに捕虜資格はない エジプト「イスラ
山崎前社長公判、予見めぐり最終攻防 JR福知山線脱線、25日から被告人質問 産経新聞 5月15日(日)22時24分配信 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、事故防止のための自動列車停止装置(ATS)設置を怠ったとして、業務上過失致死傷罪に問われたJR西日本前社長、山崎正夫被告(67)の公判は19日、神戸地裁(岡田信裁判長)が山崎被告の供述調書の採否を決定し、25日から被告人質問が始まる予定。すでに予定の30人の証人尋問が終了。山崎被告が現場カーブの危険性をどう受け止めていたのか。最大の争点である事故の予見可能性をめぐる検察側、弁護側の最後の攻防が注目される。 採否が決定される山崎被告の調書は32通。山崎被告は昨年12月の初公判で「事実とは異なる。ATS設置の必要性について、当時、気付くことはできなかった」などと無罪を主張。弁護側は調書について、公判前整理手続きの中ですでに「山崎被告の認
原子力災害に伴う計画的避難区域である福島県飯舘村で妊婦・乳幼児のいる家庭を対象に計画避難が始まった。役場では同じ避難者同士声を掛け合っていた=15日午後、福島県川飯舘村役場(宮川浩和撮影)(写真:産経新聞) 福島第1原発事故で15日から始まった計画的避難区域の避難。同日は福島県飯舘村と川俣町山木屋地区の住民が故郷を後にした。ただ、避難先が父親の会社や子供の学校と離れている場合もあり、「暮らしを崩したくない」と多くの住民が困惑している。(中川真) 同村で13日夜に開かれた小、中、高校生がいる世帯向けの説明会には、約150人が集まった。 夫と高3の長男、中3の長女、小3の次女との5人家族の30代女性は「できれば隣の川俣町がいい」と話し、開始を待った。 村内の小中学校と幼稚園は4月20日から川俣町に移転し、生徒らはスクールバスで通学している。女性は「長男も川俣町の高校で、夫が勤務する村内の
日本プロゴルフ選手権最終日 ツアー初優勝の河井博大=15日、兵庫県小野市・小野東洋GC(撮影・中島信生)(写真:産経新聞) 最終18番で1メートル弱のパーパットを沈め、初優勝を決めると、河井の目から涙がこぼれた。首位タイでスタートし、重圧に押しつぶされそうだった最終ラウンドの一日。何よりも1996年のプロ転向後から流れた16年の歳月…。「長かった」。その言葉に万感の思いがこもった。 ボギーをたたいて1打リードを失った直後の15番で、パーオンを逃しながらスコアを落とさなかったのが大きかった。17番(パー3)でグリーン手前のカラーから6メートル強をパターで沈めてバーディーとし、念願の勝利を引き寄せた。 プロ転向後、シード権を取っては失う時期が続いた。くじけそうになったこともある。2004年は獲得賞金ゼロ。06年に返り咲いたばかりのシード権を翌07年に失ったときには、師匠の田中秀道に「もうゴ
生後間もない長男に虐待を繰り返し、重傷を負わせたとして、大阪府警捜査1課などは15日、傷害容疑で大阪市住之江区緑木の自称会社員、阿部裕之(21)と妻で職業訓練学校生、智代美(34)の両容疑者を逮捕した。 長男は今年1月に死亡しており、同課は死亡の経緯についても両容疑者から事情を聴く。 逮捕容疑は昨年10月下旬〜12月中旬、長男の颯(はやて)ちゃんの全身を揺さぶったり、腕をねじったりするなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫や肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負わせたとしている。 同課によると、両容疑者はともに否認し、裕之容疑者は「あやすために大きく揺さぶったことはあるが、(傷害を負わせたことは)すべて間違い」などと供述しているという。 調べによると、颯ちゃんは昨年10月に誕生したが、骨折などのため同11月30日から入院。12月10日には退院したが翌日、呼吸停止状態で自宅から救急搬送され、今
阪神対中日 7回、三振の吉見(投手・榎田大樹)=15日、甲子園球場(撮影・森田達也)(写真:産経新聞) 無念の逆転負けで、8年ぶりの敵地での阪神戦3タテを逃した。1点を追っての七回2死無走者で、落合監督は投手吉見をそのまま打席に送ったが、八回に吉見がダメ押しの1点を許すなど、終わってみれば続投が裏目に。 それでも指揮官は「2死無走者で、ピンチヒッターを使う意味がない。あそこで(吉見を)代えて、何が残るんだ」と落合監督は、長いシーズンをにらみ、吉見への信頼度と救援陣の酷使を避けた“オレ流采配”での黒星にむしろ納得顔だった。 【関連記事】 「普通の選手」が球界を代表するまで 巨人・小笠原の成長の裏は 中日・谷繁、23年連続本塁打の貴重な一発! 阪神3年連続年俸トップ 巨人は初の4位 斎藤らに物足りなさ 新人投手よ、胸のすくプレーを 兄がつないで弟が決めた 阪神・新井良がサヨナラ打
【開発ヒストリー】 「午後ティー」の愛称で親しまれているキリンビバレッジの「午後の紅茶」。発売から四半世紀の歴史を誇る紅茶飲料のトップブランドが昨年、13年ぶりに過去最高の販売記録を塗り替えた。原動力になったのは、コーヒーの専売特許だったエスプレッソ製法を取り入れた常識外れの新商品「午後の紅茶 エスプレッソティー」の爆発的なヒットだった。 ■缶コーヒー通に狙い 新商品開発のきっかけはキリンビバレッジのマーケティング部がぶち当たった壁だ。「午後の紅茶」は、昭和61年に登場すると瞬く間に一世を風靡(ふうび)し、ライバル飲料メーカーがうらやむ国内紅茶飲料市場で不動の地位を手に入れた。 その先が問題だった。地位は維持しても、さらなる飛躍が難しい。ここ数年は伸び悩んだ。 「缶コーヒーの消費者を取り込めばいい」 手詰まり状態が続いていた平成21年春、紅茶チームに異動してきたばかりの主任、西
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