地域政党・大阪維新の会が掲げる大阪都構想への不参加を表明し、堺市を現状の形のまま残す「大阪新都」構想を提示した竹山修身・堺市長。 読売新聞のインタビューで、堺市の分割につながる大阪都構想への強い危機感を語った。 ◆不参加◆ 〈維新の掲げる都構想では、府と大阪、堺両政令市を統合・再編し、両市域を10〜12の特別自治区(人口30万人規模)に分割する。竹山市長は今月3日、松井知事、橋下大阪市長と会談し、3自治体で都構想を議論する推進協議会への不参加を伝えた〉 ――不参加の理由は。 「堺市の自治のあり方は市民が主体的に決めることなのに、協議会はその場の多数決で物事が決められ、その決定に縛られる。脱退したくても簡単に脱退できない。市民のことを考えると、自信を持って議論に参加できないと思った」 ――都構想に反対なのか。 「府と大阪市の間にある二重行政は解消するべきだ。堺市の場合、大阪市と