ベビー向け高級衣料ブランド「CELEC(セレク)」などで知られる老舗の子供服販売会社、フーセンウサギ(大阪市中央区、資本金5億5300万円)が15日、大阪地裁に破産を申し立てた。東京商工リサーチ関西支社によると、負債総額は約30億円。 創業は大正10年1月。一時、資産管理会社と事業会社を分離していた時期もあるが、現在は一体化している。 ウサギが風船を持っているロゴマークで知られている。セレクなどのオリジナルブランドを百貨店やショッピングセンターで販売。ピークの平成9年2月期には売上高が約300億円あった。 だが少子化などにより、25年2月期の売上高はピークの5分の1の62億円まで縮小。大阪市西区の旧本社ビルを売却するなどリストラを進めたが、資金繰りに行き詰まった。