地球で最も深い海底まで潜れる次世代有人潜水船として、海洋研究開発機構などが2023年ごろの就航を目指す「しんかい12000」の概要が明らかになった。 世界最高の潜水調査能力に加え、深海底に数日滞在できる居住性が特徴だ。 しんかい12000は、文部科学省が今年5月、開発の優先度が高い国家基幹技術に位置づけた。現行の有人潜水船しんかい6500の2倍近い深さ1万2000メートルまでの水圧に耐える構造を持ち、マリアナ海溝にある1万911メートルの世界最深部まで余裕を持って調査できる。 同機構の基本デザイン案によると、全長は12〜15メートル。2本の腕(マニピュレーター)や高精度カメラを船外に持ち、球形の耐圧カプセルを複数つないだ広い船室を観測用と、食事や就寝の居住用に使い分ける。操縦士2人と研究者2人が搭乗、深海に2〜3日間滞在できる。
桂飴の販売を年内でやめることを決めた遠山さん。「あめを愛してくれた地域の人に感謝でいっぱい」と話す(京都市西京区桂・「桂飴本家 養老亭」) 桂御所(現在の桂離宮)に代々納めた「桂飴(あめ)」を現在も作り続けている「桂飴本家 養老亭」(京都市西京区桂)が、31日で357年に及ぶ歴史に幕を下ろす。後継難といい、12代目店主の遠山隆夫さん(75)は「お客さんに支えられ、伝統を守れた」としている。 桂飴は、麦芽を入れて蒸した穀類を一晩寝かせた後、ろ過により糖を抽出して固める。大昔、乳児だった応神天皇を養育したあめが起源とされ、日本最古のあめと伝わる。 養老亭は1656(明暦2)年の創業で、長く宮家にあめを献上してきた。看板商品はもち米と麦芽で作る「常饌飴(じょうせんあめ)」。さっぱりしながら濃厚な甘みを楽しめる。 遠山さんは54歳で京都府長岡京市職員を退職すると、弟の植木日出夫さん(70)=
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く