インターネット上の買い物サイトやクレジットカード決済などに使われている暗号通信ソフトウエア「OpenSSL(オープン・エス・エス・エル)」に重大な欠陥が見つかり、個人情報などを扱う企業や団体のセキュリティー部門が対応に追われている。OpenSSLはネット上で通信の安全性を確保するため広く使われており、最悪の場合、一般利用者の個人情報が流出する恐れがある。 【マイクロソフト】「XP」サポート終了 ウイルス感染、最新版の21倍 ネット上の取引はクレジットカード番号やパスワードなど個人情報を含む場合、安全性を高めるため情報を暗号化する必要がある。OpenSSLは暗号化の核となる技術で、ネット通販サイトなどで標準的に使われている。欠陥は2年前に配布されたOpenSSLの新機能に見つかり、致命傷を意味する「ハートブリード(心臓からの出血)」と呼ばれている。今月7日、修正版が出た。 情報セキュリテ