【モガディシオAFP=時事】ソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「アルシャバーブ」は4日、ケニア国民を狙ったさらなる攻撃を予告する声明を出した。アルシャバーブは2日、ケニア東部ガリッサで大学を襲撃し、148人を殺害している。 声明は「ケニア政府が抑圧をやめるまで、われわれは手段を選ばず、イスラムの兄弟たちの死に報復する」と宣言。「ケニアの都市は血に染まる。ケニア国民が最初の犠牲者だ」と主張し、学校や大学のほか、職場や個人宅にも攻撃を加えると警告した。 また、ガリッサでの大学襲撃について、声明は「標的は非イスラム教徒だけだった。不信心者(非イスラム教徒)の処刑に先立ち、イスラム教徒は全員、安全に避難させた」と強調した。