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ブックマーク / realsound.jp (14)

  • 菊地成孔×荘子it『構造と力』対談 「浅田彰さんはスター性と遅効性を併せ持っていた」

    浅田彰『構造と力 記号論を超えて』(中公文庫) 1980年代のニュー・アカデミズムを代表する一冊『構造と力 記号論を超えて』が中公文庫で文庫化され、大きな反響を呼んでいる。批評家の浅田彰がドゥルーズなどのポストモダン・現代思想を明晰に体系化した同書は、1983年の初版刊行当時、社会現象になるほどの大ベストセラーとなった。 40年ものあいだ読み継がれてきた名著の文庫化にあたって、リアルサウンドブックでは、音楽家・文筆家の菊地成孔氏とDos Monosのラッパー・トラックメイカーの荘子it氏が書について語り合う対談を行った。菊地氏は2003年、自身が主催するバンド・DC/PRGで『構造と力』と題するアルバムを発表するなど、浅田氏から影響を受けている。荘子it氏は、学生時代に菊地氏の著作などから遡る形で書『構造と力』を知って、読み耽ったのだという。第一線の音楽家の二人は、書をどのように読ん

    菊地成孔×荘子it『構造と力』対談 「浅田彰さんはスター性と遅効性を併せ持っていた」
  • 「商業カメラマンが育っていないんです」ベテラン雑誌編集者が嘆く、出版業界の構造的な問題点

    ■素人フォトグラファーに仕事を発注? イツバネットの代表取締役・河戸弘太氏が、小・中学校の入学式を撮影するフォトグラファーをあろうことかXで募集したとして、炎上した。同氏はXを更新、謝罪に追い込まれてしまったニュースが話題となった。撮影は中止することに決めたという。 この度は小中学校の入学式の撮影案件につきまして多くの方にご心配・ご迷惑をお掛けしましたこと誠に申し訳ありません。 詳細につきまして文字数の関係で下記にて記載させていただきます。 pic.twitter.com/PUionKpRzd — 河戸 弘太 | itsuba.net LLC (@itsuba2) March 3, 2024 募集要項は「一眼レフで人を撮った事がある方」というもので、報酬は3万5000円というものだった。この募集要項を読んだ限りでは、趣味レベル、素人レベルのフォトグラファーが応募してくる可能性があり、しかも

    「商業カメラマンが育っていないんです」ベテラン雑誌編集者が嘆く、出版業界の構造的な問題点
  • DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在

    音楽家で現在は音楽ギルド・新音楽制作工房も運営する菊地成孔。彼が率いていたDC/PRG(Date Course Pentagon Royal Garden/当時はDCPRG)による2ndアルバム『構造と力(Structure et Force)』が、2003年9月25日の発売から20周年を迎える。 作の収録曲は前作『アイアンマウンテン報告』と比べ、さらにクロスリズムやポリリズムにフォーカスしており、当時としては律動的かつかなり先鋭的な内容だった。特に当時、4拍子と5拍子が同時に鳴るリズムを踊れる楽曲に落とし込んだのは驚嘆でしかない。 しかし執筆家でもある菊地が膨大なテクストを残した副作用なのか、雑誌カルチャーの衰退が原因なのか、音楽そのものを具体的に語ったインタビューはネット上にほとんどないのが実情だ。そこでリリース20周年を期に『構造と力』の音楽的な回想を依頼。 「5」という数字(ペン

    DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在
  • 故・坂本龍一のラストロングインタビュー掲載『ONBEAT vol.18』アート好きには気になる記事多数

    今年3月末に逝去した音楽家・坂龍一が、同月中旬、生前最期に語ったロングインタビューを収録した、完全和英併記の美術情報誌『ONBEAT vol.18』が発売する。坂がその半世紀近くにわたるキャリアを振り返っている。またその坂プロジェクトメンバーとして参加したダムタイプの創作の歴史を、結成以来の中心メンバーである高谷史郎が、長谷川祐子を聞き手に語る。 【写真】坂龍一の貴重な生前インタビューなど、豪華誌面を見る そのほか大巻伸嗣や、KYOTOGRAPHIEなどを独占インタビューで紹介。連載は落合陽一や現代アートコレクター高橋龍太郎など。保存版と呼べる充実の内容で5月5日(金)発売。 https://onbeat.co.jp/backnumber/onbeat-vol-18/ 【インタビュー】DUMB TYPE 日のアートコレクティブの先駆け的存在である「ダムタイプ」。その結成から、第

    故・坂本龍一のラストロングインタビュー掲載『ONBEAT vol.18』アート好きには気になる記事多数
  • 『すずめの戸締まり』北米初登場7位で大絶賛に 波紋を呼ぶアリ・アスター監督の新作も

    「日VSホラー」。4月14日~16日の北米週末興行収入ランキングを一言で言うのなら、そういう言葉がふさわしいのかもしれない。先週に続き、第1位は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。3日間で8700万ドルを記録し、アニメーション映画の2週目の興行成績として、再び『アナと雪の女王2』(2019年)を抜いて史上最高の数字となった。 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のすさまじさは、どんな大作映画であれ、だいたいは2週目の下落率が大きくなる傾向の中、前週比-40.6%という粘りを見せた点にある。特にスーパーヒーロー映画やホラー映画の場合、2週目の下落率は-60%以上となることもザラで、これは公開初週に映画館を訪れる熱心なファンが興行を支えていることを意味する。これに対して「-40.6%」という数字は、いかに作が新しい観客を招き入れているかの証左と言えるだろう。 『ザ・スーパーマ

    『すずめの戸締まり』北米初登場7位で大絶賛に 波紋を呼ぶアリ・アスター監督の新作も
    nico-at
    nico-at 2023/04/20
    "「日本VSホラー」"/「大谷vs太陽」みたいだな/大谷のやつ→https://sekkisei.jp/freepage/sekkisei_clear_wellness_uv/img/OGP.jpg
  • 押井守が今の若い監督に望むことは? アニメーション業界における批評の不在を語る

    「飯さえっていれば絶対にどうにかなるんですよ」 そう力強く語るのは、『機動警察パトレイバー the Movie』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などの作品を生み出し、国内外で高い評価を受けるアニメーション監督、押井守だ。 押井監督は、3月17日から開催される第1回新潟国際アニメーション映画祭で審査委員長を務める。長年アニメーション業界に身を置いてきた押井監督は、新たな映画祭の旗揚げに立ち会い、何を思うのか。アニメーション業界における批評文化、そして今の若い世代に思うことについて聞いた。 「長編アニメーションを評価する場がなかった」 ――映画祭の準備をされていて、手応えはいかがですか? 押井守(以下、押井):準備といっても、私の場合は「腹を決める」ただそれだけです。審査員をやるというのは、結構な負担なんですよ(笑)。人が作ったものを観て、言いたいことを言って、いい立

    押井守が今の若い監督に望むことは? アニメーション業界における批評の不在を語る
    nico-at
    nico-at 2023/03/24
    "褒めるにしても、褒めてほしいところを褒めてくれる人が少ないんですよ。""本当は、審査員なんてできれば誰もやりたくないんですよ。やりたい人もいるかもしれないけど、どうせ恨まれるんだから。"/わかる
  • 『ミッドサマー』出演時のメイキング映像も 『世界で一番美しい少年』予告編&場面写真

    12月17日より公開される『世界で一番美しい少年』の日版予告編と新場面写真が公開された。 “世界で一番美しい少年”として当時一大センセーションを巻き起こしたのは、巨匠ルキノ・ヴィスコンティに見出され、映画『ベニスに死す』(1971年)のタジオ役に抜擢された当時15歳のビョルン・アンドレセン。日でもCM出演などの芸能活動を行った。そして50年後、日でも大ヒットしたアリ・アスター監督作『ミッドサマー』(2019年)に、老人ダン役で出演し話題となった。 作は、豊富なアーカイブ映像により今明かされる『ベニスに死す』の裏側、 “世界で一番美しい少年”と呼ばれその後の人生を運命づけられてしまったひとりの人間の栄光と破滅、そして心の再生への道のりを映し出したドキュメンタリー。 公開された日版予告編の冒頭で映し出されるのは、ヴィスコンティが行った“世界一の美少年、タジオ”を探すために行った大規模

    『ミッドサマー』出演時のメイキング映像も 『世界で一番美しい少年』予告編&場面写真
  • 千葉雅也が語る、自己破壊としての勉強と痛みとの共存 「生きることは、プリミティブな刺激を快楽に変換すること」

    気鋭の哲学者、千葉雅也氏の『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』が文春文庫より発売された。書は2017年に文藝春秋より刊行された『勉強の哲学 来たるべきバカのために』に書き下ろしの「補章」を加えた完全版だ。 「勉強は、自己破壊である」とする書は、アイロニーとユーモアを用いて自身にとっての享楽的なこだわりを見つけていくという「勉強の原理」の解説から、自己を変身させるための勉強法の実践について、さらに勉強の先にある「制作の哲学」までを追補し、「勉強とはなにか」を根から考えるための1冊となっている。 果たしてどのような考えから書は生まれたのか、著者の千葉氏に話を聞いた。(杉穂高) アイロニーとユーモアはビジネススキル 千葉雅也『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』(文春文庫) ――『勉強の哲学』は勉強とはなにかを問う、勉強そのものについてのですが、非常に珍しいアプロー

    千葉雅也が語る、自己破壊としての勉強と痛みとの共存 「生きることは、プリミティブな刺激を快楽に変換すること」
    nico-at
    nico-at 2020/05/13
    "人間の知性の余った部分が余計なことを考えてしまうので、何か意味ありげなことをして適当になだめていかないと人はおかしくなってしまいます。それがこの世界に文化が存在する理由なんだと思います。"
  • Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来

    Amazon.comの日法人アマゾンジャパンが国内の物流施設で生活必需品や衛生用品を優先的に入荷し、それ以外の商品の入荷制限をしていると2020年4月17日付けの日経済新聞で報じられた。 「それ以外」に入れられたもののひとつがである。結果、どうなったか。多くのAmazon内の在庫がなくなり「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」というステータス表示になった。在庫がなくなったにもかかわらずAmazonから注文(入庫以来)は来ないので、取次も出版社もどうすることもできない状況が続いている。(代わりに楽天ブックスなど他のネット書店が機能してくれれば一気に利用を伸ばすチャンスだったのだが、そちらも十分とは言いがたい状況だ) 買う側(読者)からしても売る側(出版社)からしても、リアル書店は開いていないか開いていても三密を避けようと考えるとなかなか行きづらいし、オンライン書店でも実質的に

    Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来
    nico-at
    nico-at 2020/05/13
    "本を買うならなるべく近所のリアル書店で買う、ネット書店はAmazon以外の版元ドットコムなどを使う(あるいは今なら版元から直接通販で買う)、本以外も国内企業のECサイトを使った方がいい"/版元直通も良さそう
  • METAFIVEが語る、止まらぬ創作意欲の“原点” 「足し算ばかりを考えなくていいんです」

    高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井によるMETAFIVEからミニアルバム『METAHALF』が届けられた。2016年1月に1stフルアルバム『META』を発表。SUMMER SONIC、WORLD  HAPPINESSなどの大型フェスに出演し、ライブバンドとしての精度もさらに向上しているなかでリリースされる作は、絶賛と興奮を巻き起こしたMETAFIVEの2016年を締めくくるにふさわしい作品に仕上がっている。さらに初のワンマンツアー『WINTER LIVE 2016』の開催も決定。急速なスピードで進化と発展を続けるバンドの現状、ミニアルバム『METAHALF』について、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコの両氏に聞いた。(森朋之) 「“やろうと思えばいくらでも出来る”くらいの勢いはあった」(ゴンドウトモヒコ) ーー1stフルアルバム『META』か

    METAFIVEが語る、止まらぬ創作意欲の“原点” 「足し算ばかりを考えなくていいんです」
    nico-at
    nico-at 2016/11/28
    "TEI:僕とまりんはそれぞれ3人組をやってたんだけど(Deee-Lite、電気グルーヴ)"/テイさんほんとジョークがブラックすぎんよー/METAHALFでLEOさんの良さがわかるようになってきた
  • 細野晴臣が語る“音楽の鉱脈”の探し方「大きな文化の固まりが地下に埋もれている」

    はっぴいえんど、YMOなどで活躍した日を代表するミュージシャンであり、今もなお第一線で作品を発表し続ける細野晴臣。彼がLA、ハワイからロンドン、パリ、東京まで、世界各地の土地柄と音楽について語り尽くした書籍『HOSONO百景』(河出書房新社)が評判を呼んでいる。雑誌『TRANSIT』人気連載を元にした同書は、氏の旅行記の体裁を取りつつ、随所で音楽に関する深い考察が披露されており、音楽ファンにとっても必読の一冊といえる。今回、リアルサウンドでは同書の刊行を期にインタビューが実現。聞き手に音楽評論家の小野島大氏を迎え、現在の音楽観や、ルーツに対する考え方を中心にじっくりと話を聞いた。(編集部) 「知れば知るほど、自由が効かなくなるっていうのはある」 ――非常に楽しく拝読させていただきました。興味深い記述はいくつもあったんですが、まずニュー・オリンズの音楽の話のところで(「ニュー・オリンズの”

    細野晴臣が語る“音楽の鉱脈”の探し方「大きな文化の固まりが地下に埋もれている」
    nico-at
    nico-at 2014/05/30
    "3.11の時にCDが出ちゃったというのが、すごく負い目だった ""あとでみんなに「助けられた」って言われたんで、出してよかったんだと思ったことがあった。逆に、あれから3年たった今の時代に出すのが難しいっていうか
  • 細野晴臣が“音楽の謎”を語る「説明できない衝撃を受けると、やってみたいと思う」

    世界各地の土地柄と音楽について語り尽くした新著『HOSONO百景』(河出書房新社)の刊行を期に行った細野晴臣へのインタビュー後編。1940年代音楽の”再発見”など、ポピュラー音楽の豊かな鉱脈について語った前編に続き、後編では自身のキャリアを振り返りつつ、リズムに対する考え方や、音楽における"謎”について含蓄あるトークを展開してもらった。聞き手は小野島大氏。(編集部) 「僕がやってきた時代を通して、ずっと少数派でした」 ――文化の継承という点でいえば、この書にも、今の日音楽家はルーツの意識が薄らいでいるんじゃないかということを述べられてますよね(21P)。異文化を受け入れて自分のものにしていくという過程が欠如してるんじゃないか、と。 細野:まあそれも何にも知らないで言ってる意見なんで、実際はどうなんだか。昨日テレビ見てたら、リトル・リチャードに影響受けたような若いバンド…名前忘れちゃった

    細野晴臣が“音楽の謎”を語る「説明できない衝撃を受けると、やってみたいと思う」
    nico-at
    nico-at 2014/05/30
    "人間が使ってない未知の脳の領域に手が届くようなものをアートというんだ、と。届きそうで手が届かないところにあるんですよ。遠いところじゃなくて近くなんだけど、まだ届かないところに広げていくのがアートなん
  • デビュー20周年の鬼才・石田ショーキチ登場 Spiral Lifeと90年代の音楽シーンを振り返る

    1993年にSpiral Lifeのメンバーとして、1stアルバム『FURTHER ALONG』で音楽界にデビューした石田ショーキチ(当時は石田小吉と表記)。約3年という短い活動期間ながらも鮮烈な印象を残したSpiral Lifeを経て、Scuderia Electro、MOTORWORKSといったユニットで精力的に活動する一方、音楽プロデューサー、エンジニアとしても大きな足跡を残してきた。彼はまた、ポピュラー音楽史に関する知見や、音楽業界やシーンに対する鋭い分析眼にも定評があり、リアルサウンドでもぜひ詳しくお話を聞きたいと考えていた。全3回でお届けする集中連載インタビューの第1回目では、デビュー作を新たにミックスした経緯から、Spiral Lifeが目指したもの、さらには90年代の音楽業界についても語ってもらった。 ――石田さんがSpiral Lifeのメンバーとしてデビューしてから今年

    デビュー20周年の鬼才・石田ショーキチ登場 Spiral Lifeと90年代の音楽シーンを振り返る
    nico-at
    nico-at 2014/03/10
    全然知らない人だけど読んだら興味深いこと言ってたから後で音楽も聴いてみようと思う
  • 「DJに求められるものが違う」瀧見憲司が語る、海外のクラブ現場事情

    を代表するベテランDJで あり、自ら音源制作を手がけるアーティストであり、インディ・レーベル「クルーエル」のオーナーでもある瀧見憲司。昨年秋に6年ぶりのミックスCD『XLAND RECORDS presents XMIX 03』をリリースした彼に、クラブ・カルチャーの変遷と現状、DJとしてのこだわり、そしてJ-POPカ ルチャーとの距離感などについて存分に語ってもらった。 筆者が瀧見と知り合ったのは彼がまだ20歳 そこそこで『フールズメイト』誌編集部で働いていたころに遡る。久々にじっくり話した彼は、それから25年以上がたっても、元ジャーナリストらしい冷静かつシャープで明晰な視点を失っていないのが嬉しかった。 ――ー昨年「HigherFrequency」 のインタビューで、「海外のいろんなところでやる機会が増えて、日人としてというか人間としての弱さも実感するけど。どうしても越えられない

    「DJに求められるものが違う」瀧見憲司が語る、海外のクラブ現場事情
    nico-at
    nico-at 2014/01/17
    "結局ガイジンになっちゃうのかならないのかっていう境目があって。サトシ・トミイエ君なんかは生活基盤も含めてガイジンになってるでしょ。でも僕はガイジンにはなれないわけですよ。"
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