相模原市議会が議員提案を目指している「市いじめ防止条例」に市民の声を反映させる意見交換会が10日夜、同市内で開かれた。初めて公表された条例案では、前文で「いじめは絶対に悪い」と明記された。いじめ防止対策推進法でも触れられていないいじめの「評価」に当たることから、参加した教育関係者やいじめ被害の当事者からさまざまな意見が出された。あ 19日から始まる市議会3月定例会議に議員提案するのを前に、文教委員会が主催。市民16人のほか、関係者が集った。 出席者からの意見が集中したのは、「いじめは絶対に悪いという考えを基本にして、いじめを防止し、次代を担う子どもが生き生きと、安心して生活し、学ぶことができる環境を整えることは全ての市民の願いです」とする条例案の前文のうち、「いじめは絶対に悪い」という表現だった。 「いじめは悪い。だが発展途上の子どもは過ちを繰り返すもの。『絶対悪い』の文言が一人歩き