【JaSST Review'19 レポート】【セッション1】文書校正におけるReviewと活用するための分類およびルール化 公演概要スピーカー:津田 和彦さん(筑波大学大学院) セッションの内容: ソフトウェアは多種多様であるため,各工程の成果物は組織やプロジェクトによって様々に表現されている.また,レビューするソフトウェア関係者の背景知識やスキルもばらばらなため、指摘事項も一定ではない.そのため,ソフトウェアレビューに関するノウハウには規則性が乏しく,ルール化が困難であり,多くは個人の経験と勘という暗黙知として蓄積されている. そこで本講演では,規則性に乏しくルール化が困難な人間の文章作成における"間違い"をルール化することで,文書校正支援システムを実現したプロセスを紹介する.このプロセスで実現した仕組みは,Microsoft Wordなどの中でスペルチェックシステムのベースとなっている