この記事の3つのポイント サブスクサービスはマニア・オタクの強い味方 時系列でだーっと聞く、見るのが使い方のコツ それでもオタクの欲求は満たされることがない 「侍タイムスリッパ-」で思い出した映画 自主制作で単館公開から始まり、好評につき全国展開となった話題の映画「侍タイムスリッパ-」(安田淳一監督)を見てきた。いや、面白かった! 幕末、会津藩士・高坂新左衛門(演じるは山口馬木也)は、京で長州藩士・山形彦九郎を討たんとし、斬り合いとなる。そこに落雷。なんと高坂は現代の京都にやってきてしまった。140年も昔に徳川幕府が滅んだことを知った高坂は絶望するが、やがて鍛えた剣の腕前を生かし、時代劇の「斬られ役」として生きていくことを決意する――。 面白い映画に当たった時は、面白さを堪能するだけで十分。面白さの文脈を分析したり、類似作を探したりするのは、オタクかマニアかの悪い癖……というのは知っている