自民党総裁選挙(12日告示、27日投開票)をめぐり、まともな政策論争が見られないのはなぜだろうか?米国在住作家の冷泉彰彦氏は、各候補の政策パッケージが矛盾に満ちていることを最大の原因に挙げる。とりわけ、竹中平蔵氏を利用して売国を繰り返してきた自民党保守派の「政策セット定食」は食べ合わせが最悪で、日本型保守主義の絶望的な側面がよく現れているという。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』より) ※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:自民総裁選と党内保守 自民党の「オススメ定食メニュー」が示す日本の大問題 自民党総裁選は、堂々と政策のリストが出て、政策から対立軸が確定して合従連衡により政権選択がされるのがいい、常識的には誰でもそう考えると思います。そこに、中途半端な格好であれ地方党員票が入ってくることで、民意が間接的に反映するのであれば、出来上がった政権はある