マツダ・ロードスターの大改変 減速で作動するアシンメトリックLSDの狙い:池田直渡「週刊モータージャーナル」(1/7 ページ) 前回の記事で、筆者が何を書いたかといえば、「ロードスターというクルマはどのモデルに乗っても普遍的な価値は変わらない」ということだった。ただし、クルマという工業製品は常に規制の影響を被るので、新たな規制によって、否応なく変わってしまうことがある。 過去において、歴史上のライトウェイトスポーツはそういった規制で魅力を失い、滅びていった。ロードスターの35年に及ぶ歴史は、各国市場によって求められる速度域の差と、衝突安全対策などの法規制を鑑みつつ、ライトウェイトスポーツとしての魅力をどう保ち続けるかの戦いであり、それを続けてきたからこそ普遍的な価値が変わらないのだ。 NA型から、NB、NCへの道では、法規制による重量増加に対抗するために出力を徐々に上げざるを得なかった。コ
1月の社長交代発表から3カ月が経過した4月7日。ようやくトヨタ自動車の新体制方針説明会が開かれた。 予想はしていたことながら、範囲は広範におよび、簡単には記事にまとまらない。誠に書き手泣かせの説明会であった。既に大手マスコミ各社からは、中嶋裕樹副社長の説明パートでの発言「2026年までに10種の新EVを投入」「販売台数も年間150万台」ばかりが強調されているが、それは大きな絵柄の中のごく一部、うそではないがトリミングされた真実の一部にすぎない。 というわけで、今回はその大きな絵柄をトヨタの発表資料に沿って説明していきたい。 さて、まずは佐藤恒治社長のプレゼンからだ。ポイントは3つ。トヨタは「クルマの価値の拡張」「モビリティの拡張」「社会システム化」の3つのテーマに取り組んでいくことになる。佐藤体制のテーマは既に1月の段階で「継承と進化」であると定義されており、豊田体制の流れをくみながら、正
最大全長25m、大型トラックのトレーラーを2台つないだ「ダブル連結トラック」の走行可能区間が大幅に拡充されます。目前に迫った物流の転機に向けて、ニーズが高まっているようです。 まもなく当たり前の光景になる? 「ダブル連結トラック」 1台のトラクターで大型トラックのトレーラー2台をつないだ「ダブル連結トラック」が、まもなく一般的なものになりそうです。国土交通省が走行可能路線の拡充を予定しており、同省道路経済調査室によると、2022年11月にも通達改正がなされる見込みだといいます。 拡大画像 ダブル連結トラック。西濃運輸の例(西濃運輸Twitterより)。 通常の大型トラックは全長約12mで、これを超える車両を走行させるには、ルートを国に申請し、特殊車両通行許可を取得する必要があります。「ダブル連結トラック」の取り組みは、この特車許可の基準を全長21mから最大25mに緩和するもの。2016年度
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