47歳「エリート金融マン」が漏らす孤独な胸の内…「ジェンダー平等の時代でも、男に求められる強さや責任は変わらない」 都市部の有職者男女の74%がよるべない 筆者は広告会社でマーケティングの仕事をしながら、中年世代(*1)のつながりについて研究をしている。 研究を始めたきっかけは、孤独というテーマが、シニアや生活困窮世帯、若者などの文脈で語られることが多い一方で、はた目には働き盛りで年収や家族にも恵まれ、何不自由のない暮らしをしている中年男女にも、実は”よるべなさ”を抱える人が多いのではないかと考えるようになったことだった。 そこでアンケートで既婚、未婚に関わらず、都市部に住む20-60代の有職者男女1000人(*2)に「頼みとして身を寄せられる、”よるべ”となる人間関係があるか」を尋ねたところ、「無い・あまり無い」「まああるが、脆さを感じている」と回答した割合が約74%に達した。 高年収層