三井不動産は19日、東京ドームの運営会社を子会社にするTOB=株式の公開買い付けが成立したと発表しました。新型コロナウイルスの影響で業績が落ち込んでいる東京ドームや周辺施設のエリアを再整備する方針です。 三井不動産は、東京ドームの運営会社の完全子会社化を目指して行っていたTOB=株式の公開買い付けの結果を19日発表しました。 それによりますと、買い付けに応募した株式は全体の84%余りに達し、目標としていた66.67%を上回って、TOBが成立したということです。 三井不動産は残りの株式も買い取りを進めて、東京ドームをいったん完全子会社にしたうえで、株式の20%を読売新聞グループ本社に譲渡する方針です。 東京ドームは、新型コロナウイルスの影響でプロ野球の試合や観客が減少したことに加え、イベントの中止やそれに伴うホテルの宿泊客の減少などで業績が悪化しています。 三井不動産は、商業施設やホテルの開