カフェの店員が密かに想いを 寄せている常連の女性がいるの。 ある日、店員はその女性が涙を 流しているところを見てしまうのよ。 『木曜日にはココアを』 青山美智子 (著)宝島社文庫あらすじ川沿いの桜並木がちょうど終わるあたりで、大木に隠れるように建っている喫茶店「マーブル・カフェ」。 このカフェで出される、一杯のホットココアから始まる、東京とシドニーをつなぐ12編の物語。 ひそかに思いを寄せる女性がしたためるエアメール、上手に作れない卵焼き、ネイルの理由…。 小さな出来事がつながり、誰かを幸せにしていく、心温まる連作短編集。 1杯のココアからつながっていく物語勤めていたファミレスでリストラに遭った青年は、カフェでコーヒーを飲もうとマーブル・カフェに入ります。 感じの良い店だなと思っていると、マスターがアルバイト募集の紙を貼っています。 青年がアルバイトの面接をマスターにお願いすると、何とその