街にとって大切な存在である この書店を引き受けて良いものか、 自分にできるのだろうかと一整は 悩んでいるの。 『桜風堂ものがたり(下)』村山 早紀 (著)PHP文芸文庫 あらすじ小さな町に古くからある桜風堂書店。 入院中の店主から店長になってほしいと頼まれた月原一整。 自分にできるだろうか、と迷いながらも引き受ける決意をする。 そして、かつて勤めていた時に見つけた「宝もの」のような一冊をめぐり、友人や元同僚、作家、出版社の営業たちが力を合わせ販売に取り組み、ある奇跡を起こしていく。 桜風堂書店の店長として働く決意をした一整桜風堂書店の店長として店を営業してもらえないか、と店主から頼まれた一整。 店主はもちろん、地域の人々にとっても大切なこの店の店長が自分に務まるのかと悩みます。 ネットで知り合った書店員にも相談しますが、一整の心の奥ではすでに答えは決まっていました。 店主の孫・透にも手伝っ