紙コップ式のコーヒ自販機は、いつでも入れたてのおいしいコーヒーが手ごろな値段で飲めてうれしい。 しかも、コーヒーを自分の好みの濃さに調節するボタンもついているので、普通のコーヒーショップにはない便利さまである。 同じ値段でコーヒーが濃くなるなんて、とってもお得なので、僕はいつもいちばん濃くして買っている。 しかし、まてよ。 ホントに「濃い」のがお得なのだろうか。 (工藤 考浩) うまい話には裏がある? 同じ値段でコーヒーが濃くなるというのは、とってもいい話だ。 この世知辛い昨今、心温まる素敵なサービスである。 まさに百円玉で買える温もりではないか。 しかし、である。 そんなうまい話があるのだろうか? つまり、僕が疑問に思ったのは、コーヒーを「濃く」すると、使用されるコーヒーの量が増えるのではなく、実はお湯の量が減らされるのではないか、という事だ。 結果的にコーヒーは濃くなるが、 飲める量は