2012年7月 6日 00:07 『佐藤友哉×星海社1000ドル小説の旅』全国ツアー第二日目 九州は赤く燃えている! 全国ツアー第二日目。宮崎。朝5時にホテルのロビーに集合。 佐藤友哉、太田克史ともに昨夜の宴の余韻はまったくのゼロで、バリバリの戦闘モード。 全国に散らばる12人の読者と対峙するこの無謀な企画で出会った読者はまだ昨日の大宮で出会ったたったの一人だけなのだが、彼女との出会いを通じて、この企画は“超本気”で駆け抜けなければならないことを佐藤、太田の両名は瞬時に悟っていた。 読者の狂気は、ときに作家や編集者のそれを凌ぐ。 そういうことなのだ。 書き手である作家や、送り手である編集者にドラマがあるように、受け手である読者にもドラマがある。しかも、一級の。 旅の初っぱなで、僕たちはその当たり前と言えば当たり前な事実を不意打ちのように突きつけられた。この旅が終わるころ、僕たちは確実にそれ