[東京 21日 ロイター] アローヘッドの導入によって一部の個人投資家は投資スタイルの変更を余儀なくされることになりそうだ。あまりの高速取引となるために、売買情報のみに基づいて取引判断するような手法は、事実上不可能になるからだ。 12月21日、東京証券取引所に新システムのアローヘッドが導入されることにより、一部の個人投資家は投資スタイルの変更を余儀なくされることになりそうだ。写真は東京証券取引所のビル。昨年11月撮影(2009年 ロイター) 今後は相場のトレンドやバリュエーションに基づいた投資手法が主流になる見通し。一方、機関投資家にとっては、アルゴリズム取引を行いやすくなるほか、トラッキングエラーの減少などリスクが軽減されるなどメリットが多い。 <米国ではデイトレーディング学校が減少> 最も影響を受けるとみられているのが、1カイ2ヤリといった超短期の取引手法を得意とする一部のデイトレーダ