中国が台湾と外交関係のある西アフリカのブルキナファソに対し、500億ドル(5兆6600億円)の供与を条件に台湾との断交と中国との復交を持ちかけていたことが26日、分かった。米ブルームバーグ通信や台湾紙が報じた。 中国は、台湾で昨年5月に発足した独立志向の民主進歩党(民進党)の蔡英文政権に対し、外交的に孤立させる戦略で圧力をかけているが、“金銭外交”の一端が露呈するのは珍しい。 同通信によると、バリー外務・協力・在外ブルキナファソ人相がこの問題を明らかにし「台湾はわれわれの友人であり、(金銭供与で)外交関係を見直すことはない」と語った。 台湾の外務省報道官はバリー氏の外交姿勢を歓迎し「台湾との関係は一貫して安定している」と強調した。台湾は職業訓練や衛生、太陽光発電など26項目の支援を進めている。 中国は、中台は不可分の領土とする「一つの中国」原則を受け入れない蔡政権に不満を強めている。(共同
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