青森県漁業協同組合連合会が、NECフィールディングの「密漁監視システム」を導入し、陸奥湾におけるナマコの密漁を24時間365日監視する体制を整えた。不審船かどうかを、NECのAI技術「RAPID機械学習」で自動判別する。 青森県漁業協同組合連合会(青森県漁連)は、近年増加中の陸奥湾におけるナマコの漁業被害を防止するため、AIを活用した「密漁監視システム」を導入、4月から稼働した。 システムを構築したNECフィールディングが、24時間365日体制で陸奥湾の密漁を監視するとともに、システムの構築、運用や保守サービスも提供する。機器にトラブルが生じた場合は、最寄りの拠点よりカスタマエンジニアが現地に駆け付けて復旧対応するという。 同システムでは、陸奥湾内を取り囲むように高解像度な監視用サーマルカメラを15台設置。カメラの画像は監視センターで一元管理し、AIがカメラの画像から漁船か不審船かを自動的