中国・武漢にある湖北省動物疫病予防コントロールセンターを視察する世界保健機関(WHO)の調査団(2021年2月2日撮影)。(c)Hector RETAMAL / AFP 【3月30日 AFP】新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の発生起源について中国・武漢(Wuhan)で調査を行った世界保健機関(WHO)と中国は最終報告書で、このウイルスがどのようにヒトに侵入したのか、4仮説を検証し、可能性が最も高いものから最も低いものまでを順位付けしている。AFPは、正式発表に先立ち同報告書を入手し、これらの仮説を以下にまとめた。 ■中間宿主動物の媒介説 SARS-CoV-2が最初の宿主動物(コウモリの可能性が高い)から別の中間宿主動物に広がり、その後にヒトに感染したとする仮説。専門家らは「可能性が高い、または非常に高い経路」とみている。 <肯定的見解> 報告書によると、最近縁種のウイルスがコウモ