いまどきのデータセンターの中には4種類のチップがいる 羽野:次に、Azureデータセンターの中のことを教えてください。 真壁:Azureデータセンターの中には、CPU、GPU、FPGA、ASICという代表的な4種類の演算チップがいます。かつて、データセンターに使われる演算用のチップで意識するのは、サーバーにいるCPU、サーバーのネットワークインターフェイスやネットワーク装置にいるASICの2種類でしたが、最近はGPUとFPGAが注目されています。 CPUとGPUはソフトウェアロジック、FPGAは書き換え可能なハードウェアロジック、ASICは書き換え不可のハードウェアロジックで動きます。と言っても分かりにくいと思うので、4つのチップの特徴を、中華料理屋にあるものに例えて説明しましょう。 CPUは中華包丁。中華料理なら何でも料理できる万能な包丁ですが、店の調理場を1人で切り盛りするコックさんが