中学生の頃に読んだので記憶は定かではないが、ジェフリー・アーチャー卿の政治小説FIRST AMONG EQUALS(めざせダウリング街10番地)の中で、ある保守党庶民院(下院)議員が、友人の不動産業者と会食しているとき、10ポンドの出資を求められそれに応じたところ、数年後に不動産会社が上場し巨額の含み益を得、政治倫理を問われるエピソードがある アーチャー卿の政治小説では、未公開企業への投資が利益不正供与に当たることが問題だったが、日銀の福井総裁のMAC(村上ファンド)への投資問題は、それよりもさらに違法性という面では薄い話で、倫理を問うといっても問題の論点が定かではない。ボキュ自身は、福井総裁がMACに投資していたという話は、随分と前に何かの媒体で読んだことがあったので、公知のことだと思っていたが、どうも世間的にはそうではないようだ 問題点を挙げるとすれば 1)日銀総裁が投資ファンドに対し