吉野家ホールディングスは20日、28日から8月3日までの期間限定で、「牛丼」並盛りを通常の380円から270円に値下げすると発表した。松屋フーズも対抗して、7月29日から8月5日まで、「牛めし」並盛りについて320円から250円への値引きを決めた。 「すき家」のゼンショーも「近く何らかのキャンペーンを検討したい」としており、手軽な外食の機会が増える夏を迎え、大手チェーンによる集客力を高める値下げ競争が過熱してきた。 吉野家は4月にも期間限定で270円に値引きしたが、競合する松屋とすき家もそれぞれ250円で販売。吉野家は、より価格が安い両社に顧客を奪われる形となり、2010年3~5月期連結決算の売上高が、前年同期比で7.5%減少と低迷した。