前回のエントリーで、RSAへの攻撃手口の詳細について紹介した。RSAは顧客向けレターでもブログでも繰り返し、「攻撃は APTによるものだ」と述べている。*1 だが、そもそもこの APTとは何だろうか? APTは Advanced Persistent Threatの略で、昨年から急にメディアに露出するようになった用語だ。Google Trendsで見てみると、2009年以前にはほとんど見られない。http://www.google.com/trends?q=advanced+persistent+threat&ctab=0&geo=all&date=all&sort=0 では新しい用語なのかと思うかもしれないが、実はそうではない。TaoSecurityで著名な Richard Bejtlichさんによると、2006年頃に US Air Force (合衆国空軍)によって使われ始めたものらし