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ブックマーク / walkeri.hatenadiary.org (27)

  • 父来たる2009 - 日々是魚を蹴る

    父が仕事で東京に出てきたので呑みに行った。父は教育畑の人で、あと1年少しで定年を迎える。ここ何年か県の教育庁で仕事をしていたが、今年度からはまた学校に転属になった。 その席で聞かせてくれた話がいろいろ面白かったので忘れないうちに書いておこうと思う。 父曰く…… 行政の仕事について 行政の仕事を経験してよかったのは、考え方が非常に柔軟になったことだ。 当の役所の人間も含めて、多くの人が勘違いしていることだが、役所で仕事をするというのは、ただ規則に従うことではない。 役所の仕事はとても多い。誰かのためになんとかしなければならないが、今まで誰もやっていないようなこともたくさんある。そのためにクリアしなければいけない手続きもまた多い。 しかし、その煩雑な手続きがあるから何もできないということはない。 たくさんの手続きの中で仕事を進めるには、柔軟な思考と想像力が必要になる。要はつじつまを合わせればい

    父来たる2009 - 日々是魚を蹴る
    nopi
    nopi 2009/07/01
    宗教のくだり、御大の「物語の原型はすべて神話にあるので神話読め」に通じるものを。
  • テオ・ヤンセン展 - 日々是魚を蹴る

    http://hibiya-patio.under.jp/theo/ (音出るので注意) いつの間にかテオ・ヤンセンのストランドビーストが日に来てて超びびった。日・オランダ年の一環のイベントらしいけど、よりによってこの人を呼ぶのか! 企画した人超えらい。ジュースをおごってやろう。 どんなものか知らない人はこの映像など見るといい。 俺はこの砂浜動物が動いているところを見ているとなんか変な声が出るほど好きなので、行かなければならなかった。 うっひょう(変な声) 手で触れられる展示もあって、よかったよー。図録とDVD買ってほくほく帰ってきました。行ける人は行くべき。そうそう見られるもんじゃないぜ。 そして、おお……今回は見逃したけど、公式サイト見ると、またでっかいの動かす機会があるっぽいな。しばらくウォッチしよう。

    テオ・ヤンセン展 - 日々是魚を蹴る
  • 2008-07-31 - 日々是魚を蹴る 何もないところから外交カードを作り出す方法

    「米委員会、帰属先「韓国」に戻す=ブッシュ大統領、竹島問題に介入」のニュース、とても興味をそそられた。アメリカの一機関が、元々竹島の帰属先が韓国になっていたのを「主権未定」にして、韓国が抗議したのを受けて表記を元に戻した、というだけなんだけど、この記事のブクマでketsugeishiさんという方が書いている「何もないところから外交カードを作り出してるみたいな」という表現が的を射ていると思う。 なので、町村長官が「抗議は必要なし」と言うのは妥当。元記事読むとちゃんと筋の通ったことを言っている。「何で抗議しないんだ!」とぷんぷんしてる人は、日韓国と同じ土俵で勝負してほしいのか、少し考え直した方がいいと思う。だってこれ、日からしてみれば、最初の状態に戻っただけなんだよ。アメリカの切ったカードを不都合と見た韓国が、コストを払って元に戻しただけ。日は損してない。韓国は損してる。アメリカはこの

    2008-07-31 - 日々是魚を蹴る 何もないところから外交カードを作り出す方法
    nopi
    nopi 2008/07/31
  • 2008-05-01 夜神月に不足していたもの - 日々是魚を蹴る

    夜神月がまずやるべきは、デスノートにif文とfor文を実装する手段を見つけることだった。仮にも「新世界の神」を志しておきながら、非効率極まりない手作業に頼るしかないとは! 殺戮のプロセスを自動化して放置しておけば、警察にわずらわされることもなかったはずだ。特に、ワイミーハウスの子供たちとの対決に引きずり込まれてからの、夜神月の振る舞いは、まさにバッドノウハウの塊といったありさまで目も当てられない。 彼の限界はそこにあった。彼は「非常にうまくツールを使える人」であって、ハッカーではなかったのだ。デスノートを使って社会をハックしようとしながらも、デスノート自体をハックすることは考えなかった。 デスノートはソースコードが公開されていない強力なツールで、多数の制限がかかっている。もし夜神月がデスノートの動作を逆アセンブルして、そのロジックを解析していれば、プロテクトを解除することも、パッチを当てる

    2008-05-01 夜神月に不足していたもの - 日々是魚を蹴る
  • 2008-02-25

    デイリーポータルで見たバター茶風の鶏がゆ作ってみた。鍋に鶏肉入れて、1リットルぐらい水注いで火にかけて、沸騰したらティーバッグ二つとバター投入。中火から弱火で30分ぐらい煮たらティーバッグ取り出して、牛乳500mlパック全部入れて、コンソメ2個投入。かき混ぜて味見してコンソメさらに1個追加。サトウのご飯みたいなの開けてじゃぼっと入れて、お玉で崩しつつとろとろ煮る。牛乳の膜ができる前に火を止めて、器によそって、塩胡椒振って、みつば切ってのせてできあがり。 うん、うまいうまい。自分の好みからするとちょっと味が薄かったので、コンソメもう1個入れてもよかったかも。単純に塩で調節すればいいのかな。この辺の「味の整え方」がいまひとつ身についていない感じ。あと鶏肉は骨付きの方がいい出汁が取れそう。またやってみるべし。 見かけによらず腹持ちがよくて、先週は4日ぐらいこれべてました。 牛乳って沸騰させて膜

    2008-02-25
  • ベオウルフ - 日々是魚を蹴る

    豪華キャストのフルCGアニメーション映画。3D上映の珍しさもあって、すごく楽しんで観てしまった。叙事詩をそのまんま映画にしたらこうなりました、という単純なお話なので(2chで見た「裏山の怪獣とただ戦ってるだけだろ」という感想が的確すぎる)、映像を楽しむつもりで行かないとつらいかも。なので観るなら3D上映がいいです。2Dの上映もあるんだけど、映画館行って3Dで観ないと価値が半減する映画だと思います。 観た後に原典のあらすじ↓を見直すと、かなり忠実なことに驚かされます。二つのエピソードを繋げるために、脚上のアレンジは加わっていますが。 ベーオウルフ ストーリー要約(1) ベーオウルフ ストーリー要約(2) 全体的に、蛮人どもが酒飲んでわいわいやってる感がしっかり出ているので、ヴィンランド・サガなど好きな人にはわりとお勧め。ちなみに劇中で喋ってるのは古英語らしいよ。キャラクターではフロースガー

    ベオウルフ - 日々是魚を蹴る
  • 日々是魚を蹴る - トランスフォーマー

    ∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい ↑観ながらずっとこんな感じに。なんかもうすばらしかったですね。伊藤計劃さんのレコメンドに従い吹き替えにしたんですが、とても楽しめました。次は字幕も試すべかな。 現代アメリカ軍贔屓な自分は、米軍の大活躍っぷりに口元ゆるみっぱなし。あらあら、オスプレイで兵員輸送ですか。AC-130が105mm撃っちゃうんですか。そしてラプター。ああ、こんなにラプターが出てきたの初めて見た。俺はラプターに目がなくてなあ。あののっぺり&かっちり感がいい……。でもF/A-35は好きじゃない。そこはわかってほしいんだ。だからスタースクリームはいいセンスしてると思う。いや、実際ディセプティコンの連中はセンスがいいと思うよ。オートボット陣営は愛らしいけどまじめすぎるんだぜ。もっとはっちゃけてもいいのに。でもバンブルビーかわいいよバンブルビー。おもちゃほしい。 さて、今回もスピルバーグ的えげ

    日々是魚を蹴る - トランスフォーマー
  • 300(ネタバレ注意) - 日々是魚を蹴る

    フランク・ミラーって なんでできてる? フランク・ミラーって なんでできてる? エロスと バイオレンスと 911のトラウマ そんなもので できてるよ クセルクセス率いる100万のペルシア軍がギリシアに迫る。迎え撃つはレオニダス王自ら指揮を取るスパルタ戦士300人。その全員が死狂いである。 暴力ってかっこいい! ふしぎ! ですよねー。という、男の子のプリミティブな部分を直撃する映画でした。女性がこの映画をどう見るのか、ちょっと想像がつかない。そのくらい「男性的」な作品として観ました。 けなそうと思えばいくらでもけなせますよ、ストーリーは適当だし歴史的にも正確じゃないっぽいし政治的にも微妙だし。ついでに林完治さんにしてはなんだか字幕適当だったし。でも何を言ってもこの映像のパワーの前では無駄です。あまりにもド直球なHFO(ヒューマン・ファイター・オトコ)賛歌が、頭で考えた理屈をぜんぶ吹っ飛ばして

    300(ネタバレ注意) - 日々是魚を蹴る
    nopi
    nopi 2007/06/05
  • 日々是魚を蹴る - ギニアの漂着死骸はガチですごいものかもしれない

    X51.ENEMA: 毛の生えた謎の巨大生物死骸が漂着 ギニアを見て、すごいなあ、何だろうこれと思ったので調べてみた。 元記事はFishki.Net: Морская тварьで、バベル魚に訳してもらった結果がこれ。「there is entire the "whiskers, paws, tail"... There is no scale. But on the spin crest and fur... Form from peredi. It lies on the spin. With the open mouth are visible front and rear "paws"」……毛が生えてるってのはこの手の漂着物にはありがちで、筋繊維の露出した脂肪だとか言われたりするけど、これは毛むくじゃらというほどでもないし、体毛のある生き物というわけでもなさそうだ。 元記事のコメン

    日々是魚を蹴る - ギニアの漂着死骸はガチですごいものかもしれない
  • 2007-01-31

    デイリーポータルで紹介されていた野菜ジュースカレーを試してみました。 カゴメの野菜ジュース1リットルを温めて、ルーを半箱。ついでに昨今の流行りに乗ってコンビーフも投入。 ……カレーの風味と野菜ジュースの風味が拮抗した、不思議なものができあがりました。 酸味がある。俺の知ってるカレーじゃない。でも、おいしくないわけではない。ちゃんとべられる。 デイリーポータルの記事を見直してみると、ルーの量が多くてボッテリしてる。1リットルの野菜ジュースに、一箱全部使っちゃうぐらいがちょうどいいのかもしれません。 いや、でもこれ楽だわ。10分程度で野菜たっぷりのカレーができてしまう。簡単レシピとしての大きな可能性を感じます。 せっかくのコンビーフが、野菜ジュースの風味にまぎれて個性を失ってしまったのが残念。リベンジしよう。 ちなみに、野菜ジュースを買うときに、うっかりリンゴ味のついたやつを買いそうになって

    2007-01-31
  • Crocodile Games' Sebeki Mascot - 日々是魚を蹴る

    どんだけ久しぶりなんだっていうメタルフィギュアですよ。Crocodile Gamesのマスコット鰐です。WargodsのSebeki Deal Starter Setを買うとついてきます。人間より頭一つ二つ大きくて、塗ってみると結構な迫力。 でっかい鈍器の柄に手を載せてズガーンと立っております。上半身のボリュームがものすごい、見事な逆三角形体型。その割にバランスはよくて、武器がなくても自立しました。 すごいバルク! 切れてるッ! みたいな。ちょっと凝った色の塗り方をしようとしてうまくいかず、ああでもないこうでもないと数ヶ月うんうん唸って、結局えらくスタンダートな配色に落ち着きました。休むに似たりです。

    Crocodile Games' Sebeki Mascot - 日々是魚を蹴る
  • 日々是魚を蹴る アベコベガエルがなぜアベコベなのか解ってしまったかもしれない

    数日前にこんな記事を読んだ。 ◆タコ?イカ?カエル?クラゲ?コロンビアで発見された謎の生物(画像あり) 両生類とクラゲの中間のような外見のこの魚が、先週の木曜日にある漁師のネットにひっかかっていたという。 この”謎の生物”は体長は35センチメートル以上あり、奇妙な形をしたで丸い頭がある。また、透明な体色をしており、カエルのような足が生えている。 カエルのような足っていうか、どう見てもアベコベガエルです。当に(ryというのは既に各所で指摘されていることだが、しばらく記事を眺めているうちに二つの疑問が湧いてきた。 35cmというのは大きすぎないか。 カリブで漁網に引っかかったということは、海に生息しているのか。 まず誤訳の可能性を考えた。元記事はスペイン語なので読めないが、"35 centimetros"と書かれているのは判る。機械翻訳にもかけてみた。"The specimen doesn'

    日々是魚を蹴る アベコベガエルがなぜアベコベなのか解ってしまったかもしれない
  • 日々是魚を蹴る トゥモロー・ワールド

    みんな! イギリスSFは好きかーッ! ディストピアは好きかーッ! 乾いた暴力描写は好きかーッ! ワンカットの長回しは好きかーッ! 市街戦は好きかーッ! もし上に挙げた中に一つでも引っかかるものがあるなら、この映画は必見です! 面白いぞう。後半なんかもうニヤニヤしっぱなしでしたよ。特にクライマックスの格的な市街戦! 命の値段やすーい! ああいう暴力描写だいすき!! 舞台は子供が生まれなくなった未来なのですが、イギリス人はこの手の破滅ものを描かせると当に巧いね。ただ殺伐としてるだけじゃない、物寂しさがたまりません。イギリス人の破滅SFにはワビサビがある。たちの悪い街頭広告とか、不法移民に対する扱いとか、芸が細かくてとてもよいです。あとなんだか動物がいっぱい出てきます。 とにかく悪いこと言わないから見とけ! 傑作だから! 楽しめ! と、書いてからふと思ったのだけれど、監督イギリス人じゃなくて

    日々是魚を蹴る トゥモロー・ワールド
  • ラルパーサまつり - 日々是魚を蹴る

    山のあなたの空とほく 幸ひ住むとひとのいふ―― つまり海外には、絶版メタルフィギュアがたくさん買える場所があるんだよ! Ω ΩΩ < ナ、ナンダッテー というわけで、ヨーロッパ某所でRal Parthaの昔のやつをモリッと買ってまいった。 以下は写真が多い上に、ミニチュアに興味がなければまったく面白くないと思うので隠しとくよ。 31-029 ARMORED OGRES OF DOOM いい鎧と武器を装備したオーガ。初見。 02-956 GIANT MINOTAUR BEASTMAN ミノタウロス巨人。牛頭と猪頭が入ってて、好きなほうをつけられるみたい。初見。 02-098 THE STEEL WIND COMMAND 全身鎧のケンタウロス。欲しかったのよ、これ。 01-047 ARMORED CENTAUR 鎧を着たケンタウロス。昔のカタログに作例が載ってたね。 02-093 CENTA

    ラルパーサまつり - 日々是魚を蹴る
    nopi
    nopi 2006/10/26
    ラルパーサのセントールはGGの作例でも良く取り上げられてましたね。ナツカシイ。
  • ニュートンズ・ウェイク (ハヤカワ文庫SF) - 日々是魚を蹴る

    や、面白い面白い。ちょっと前に紹介した『シンギュラリティ・スカイ』同様の、ポスト・シンギュラリティSF、イギリス産。要するにガジェットいっぱいの今風スペースオペラです。チュチェ思想で宇宙開拓!のDKと、作中劇の「ブレジネフ」にわろうた。異星の浜辺に聳え立つ金正日の巨像。これが21世紀の最先端スペースオペラだ! マジかー。やっぱりイギリス人って面白っ。 ニュートンズ・ウェイク (ハヤカワ文庫SF) 作者: ケンマクラウド,Ken MacLeod,嶋田洋一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/08メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (55件) を見る

    ニュートンズ・ウェイク (ハヤカワ文庫SF) - 日々是魚を蹴る
  • 2006-07-07

    以前塗ったトゥーム・クイーンと同じ、クェムリアーミーの「ウシャブティ」。ご覧の通りのラージサイズクリーチャーです。頭は鷹(他にも鰐と犬のバリエーションあり)。 ほとんど塗り終わりつつも相当長い間放っておいたのを、ようやく完成させました。 後ろ姿。人の頭蓋骨いっぱいぶら下げてるのがかわいい。 正面。泥臭いデザインが身上のGWにはあるまじきスマートさ。動きがあっていいミニチュアですよ。おすすめ。 <暑ゅい 5代目 ジュウシマツ住職 各所で話題のシンギュラリティSF。表紙がかっこいいね。シンギュラリティの解説はごまさんに丸投げ(id:Gomadintime:20050529)。アニメ版『涼宮ハルヒの憂』のオープニングで、空から降り注ぐ光に嬉しそうに手を差し伸べるハルヒの画がありますが、あれがシンギュラリティの到来とそれを待ち望んでいたナードの図であります。んでこの作品では、21世紀にシンギュラ

    2006-07-07
    nopi
    nopi 2006/07/07
    配色が見事。
  • 自壊する帝国 - 日々是魚を蹴る

    大帝国ソ連の崩壊のプロセスを、外交の最前線にいた当事者の目から描いた佐藤優のノンフィクション。巻を措く能わずなのは相変わらずで、すこぶる興味深く読んだ。同じテーマで事前に出た、宮崎学との共著『国家の崩壊』を分析的とするなら、こちらはより主観的で、自分自身の成り立ちに触れた部分も多い。アントニオ猪木とタッグを組んでロシア政治ゴロをウオッカで飲み潰す佐藤優カッコヨス。 あとがきで、「『国家の罠』が売れないと思ってた予想が大外れで驚いた。外務省を辞めたあとは学問に没頭するつもりだったが、読者との双方向性をもう少し味わっていたくなった」というようなことを率直に書いていて、インテリジェンスのプロという外面に隠された人間味を垣間見たような気になった。あと佐藤優も、ぬこかわいいよぬことか言ってる人種の一員だということも判った。 自壊する帝国 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/

    自壊する帝国 - 日々是魚を蹴る
  • 2006-05-24

    ねむい この前のトロージャン原子力発電所冷却塔爆破写真にハァハァした人は、YouTubeでTrojanと検索すると幸せになれるかも。 『ナイロビの蜂』は見ておいたほうがよさそうだ。 末弥純画集 ウィザードリィ買ったった。ウィザードリィの魅力の一つに、正体不確定時のモンスター絵が挙げられる。ダンジョンの暗闇の向こうに、乏しい光源に照らされて、得体の知れない生き物の姿が茫と浮かび上がる――という状況を表現する「不確定名」システムと、そのシステムを支えるに余りあるグラフィック。末弥純は偉大なり。ドット職人もまた偉大なり。 なんでまた映像の世紀のガイドラインにグレイルクエストネタが。 外務省の佐藤優元分析官、森前首相が会見で手腕評価 すごい勢いで『国家の罠』の中のぼかされた一節を思い出すんですけど……ッッ 古代の戦争で使われていたBC兵器についてまとめた。知らないこともたくさんあって面白かった。

    2006-05-24
  • カラシニコフII - 日々是魚を蹴る

    カラシニコフII 作者: 松仁一出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/05/03メディア: 単行購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (25件) を見る 大評判になった朝日新聞の連載『カラシニコフ』の続編。中南米と中東をフィールドに、身体を張った取材をおこなっていて読ませます。今回は、前から詳しく知りたかった、アフガニスタン山地の家内制手工業的銃器密造業者の実態を垣間見ることができて満足。中国からアメリカを経由してコロンビアに流れ込み、中南米諸国をダイナミックに動き回るカラシニコフの伏流があるという話も面白かったです。日に麻薬が入っているということは、カラシニコフもセットで密輸されているはずだ、というコロンビア軍将校の言葉が気になりました。今後出るであろう極東のレポートに期待です。 しかし、このに書かれた中東の現状を見る限り、やっぱり当分米軍は撤退できな

    カラシニコフII - 日々是魚を蹴る
  • フェアリイ・ランド - 日々是魚を蹴る

    文庫版で再読しました。舞台はドールと呼ばれる人造人間が道具として使われている近未来のヨーロッパ。知性化されたドールである「フェアリイ」たちの存在が人類社会に混乱をもたらす中、フェアリイという種族の誕生に手を貸すことになった遺伝子ハッカーの主人公が、みずからのカルマとなった「妖精の女王」を追い求めるというお話です。 遺伝子工学的に生まれたフェイたちがユーロディズニーランドの廃墟で人を狩って取り替え子を作ったり、擲弾筒で武装した「トロール」や、倫理観を抑制した殺人兵士「人狼」など、魑魅魍魎が森の中をうろついていたりと、遺伝子もミームもハックされてぐちゃぐちゃになったヨーロッパの描写が楽しいです。売り文句は「テクノゴシック」。僕はアルバニアの原野でうろうろする三章が好きすぎるのでどうしても点が甘くなっちゃうんですけども、90年代の匂いも濃厚な、マイフェイバリットSFなのです。 フェアリイ・ランド

    フェアリイ・ランド - 日々是魚を蹴る