トップ > 特集・連載 > 変わる知の拠点 > 記事一覧 > 記事 【変わる知の拠点】 <番外編>片山善博慶大 教授に聞く 市民の自立助ける図書館 Tweet mixiチェック 2013年12月16日 図書館に今後、求められる役割とは何か。一年間連載してきた「変わる知の拠点」の締めくくりに、鳥取県知事として先進的な図書館施策を行った片山善博・慶応義塾大教授(62)に聞いた。 (三沢典丈) -図書館が「民主主義の知の砦(とりで)」とはどういうことか。 国民の図書館のイメージは無料貸本屋。だが、それは違う。鳥取県で図書館改革を行った時、私は万人の知的自立をサポートする場所と位置付けた。人生の重大な悩みなどを解決する糸口を与えてくれるのも図書館だからです。市民が自らの権利を守り、他者の権利を尊重し、地域社会や国を支える主体的存在になるのをサポートする拠点の一つが図書館と考えています。 -知的に