<これは工場? 機械工学の研究室を文系研究者が訪ねて思ったことと、不躾な質問。そこから文系と理系という枠を超えた、学問の面白さについて考える> ※第1回:インド生まれの『方丈記』研究者が、日本のアリの研究者を訪ねて考えた「契約」の話 より続く サントリー文化財団が編集する論壇誌『アステイオン』では、いわゆる理系・文系とが相互の研究室を訪問し、その源流を辿ることによって、それぞれの文化の融解を狙う連載企画「超えるのではなく辿る、二つの文化」を掲載している。97号本誌掲載「解く理系に問う文系」のスピンオフとして、研究室の訪問レポートを写真とともに紹介する。第2回訪問先は安藤妙子氏(立命館大学理工学部教授)。 マイクロ・ナノ機械について研究している安藤の研究室は、研究室というより、工場と呼んだ方がしっくりくる部屋であった。おそらくそのように感じた理由の1つは、私の学部生時代のアルバイト経験にある
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