高安(秀)さんは自著のなかで旧来の経済学の実証性に関して煽りを入れている。そのことも話題に上がったりした。経済学と経済物理学。これらの相対的位置付けはどのようになっているのだろう。田崎さんは経済学は社会科学であり、それを通して人間や社会と言うものが見えてくる類のものであって、ただの時系列解析じゃないんだからそこまであおるのはどうだろう見たいな事をいっていた気がする。高安(秀)さんは「(経済学において)仮説に過ぎないものを法則と呼ぶのはやめて欲しい」などコメントしていた。これに関しては厳密には物理法則も仮説なわけで程度問題になるだろう。だが、実証度が低いものをいかにも確立したかのごとく呼称するのに違和感を覚えると言うのは分かる。早川さんが非常時における経済物理の有効性を質問していた。僕は非平衡物理をやっている人がそういう質問をするというのが興味深いと思った。均衡が平衡に相当するものであるなら