インドのゴーダ鉄道相は8日、同国西部ムンバイ―アーメダバード間の約500キロで高速鉄道を建設する意向を表明した。併せて複数の在来線で高速化を行うという。モディ首相は8月にも来日する予定で、安倍晋三首相との会談で新幹線の輸出が重要議題となりそうだ。 ゴーダ鉄道相は「ムンバイとアーメダバード間で『弾丸列車』の建設を提案したい」「弾丸列車の実現は全インド人の夢だ」と述べた。また首都ニューデリーと北部アグラ間(約200キロ)など複数の路線で鉄道の高速化を行うという。これら高速化関連費として今年度の国鉄予算案に10億ルピー(17億円)を盛り込んだと発表した。「弾丸列車」の総事業費としては6千億ルピーを見込み、官民連携(PPP)による民間資金の活用を検討しているという。 ムンバイ―アーメダバード間の高速鉄道建設を巡っては、2012年にシン首相(当時)と野田佳彦首相(当時)が「日本の新幹線システム採用を