【報告:NHKさいたま 清有美子記者】 東京都内の大正大学。4月に入社する大学生たちが今、学んでいるのは、「叱られ方」です。入社後に上司に叱られて悩んだという卒業生たちの声を受けて、大正大学が2018年から講習会を始めました。 講師は学生の反応に対して、まず叱ります。うなずきながら叱責を聞く学生たち。講師は「みんな今うなずいているけど、声が出ないでしょ」と、反応が薄いと言われがちな今どきの学生たちに声を出して応えるように求めます。「反応していかないと、聞いている姿勢を見せないと、(叱る)声はどんどん大きくなってくる。相手の話が『きちんと伝わっていますよ』ということはまず示してください。分かっている場合はしっかり示してください」