終戦記念日だ。 玉音放送の原稿(正しくは終戦詔勅で,それを音読したのが玉音放送)は社会科の資料集なんかにも載っているのでチラ見したことある人も多いと思う。 今だと国立公文書館のデジタルアーカイブからすぐに見ることができる。便利になったもんだ。 Wikipediaなんかにも書いているように,玉音放送の原稿は御前会議で最後の最後まで修正が繰り返され,最後の清書(浄書)が同時進行だったので公開版にも追加や修正の跡が見られる(青で囲った)。 では,この他にどういった修正が加えられて原稿は完成したのだろうか。玉音放送はバージョン1どころか,全てのバージョンをオンラインで見ることができる。公文書のあるべき姿だよ。 驚きなのは鉛筆書きというところ。時代というか,状況を感じる。文の区切りが分かるように青字で番号を付けた。 これがどう変わったのか。1ページ目だけ見てみよう。なお全体の書き換えの様子は以下の石