内閣府による「日本学術会議の在り方についての方針」に関する会長声明 2023年1月6日 日本社会福祉学会会長 空閑浩人 2022年12月6日に「日本学術会議の在り方についての方針」(以下「方針」)が内閣府より公表されました。また、同年12月21日開催の日本学術会議総会では、この方針に沿った「日本学術会議の在り方について(具体化検討案)」(以下「具体化検討案」)の説明が、内閣府よりなされました。さらに、これらの内容を盛り込んだ日本学術会議の改正法案を、この春にも国会に提出する予定であることが示されました。 これらの「方針」や「具体化検討案」のなかには、会員の選考に意見を述べる第三者委員会の設置に加え、会員以外からの会員候補者の推薦を可能にすることが記されています。会員の選考へ第三者が介入することは、会員選考が外部から管理されることになり、首相の任命権の強化や任命拒否の正当化につながることが危