発達障害は、ハフポスト日本版でも継続して取り上げてきた話題だ。僕の編集者としての主戦場であるブログや翻訳記事でもよく伝えている(たとえばこんな記事とか、こんな記事)。ただ、実際に発達障害と診断を受けた人を取材した経験はなかった。発達障害を持つ人がどんな人なのか、世間一般に語られる「変わった人」「たまに困った行動をする人」以上のイメージがなかったのだ。
![「発達障害の当事者と打ち合わせをする」というので取材させてもらったら、むっちゃ勉強になった話](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f8fa18ff537f38ff6972d43abcda8087ffebbd13/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c6395482600004502fd8fa3.jpeg%3Fops%3D1200_630)
俺の事ですね。最近書いた記事とちょっと内容被るんだけどそこは許されたい。ぶっちゃけ自分で書いた記事って次の日には内容忘れてるし基本的に読み返さないしな。 まずアマチュアバンドマンという生き物を「将来デビューして音楽で食って行きたいぜ!」と思ってる生き物として無理やり一括りしようと思う。普通に純度100%の趣味として休日にバンドやってる人とかもいるからね。それは別の生き物です。 で、アマチュアバンドマンのまず悲しい所、というか実質これに尽きるんだけど「常に金がない」本当にこれ。だってあなた、俺は社会人3年目の24歳ですよ?なのに今時点で全財産2300円ってどういうこと?ちなみに明日バンド練習でスタジオ入るので2000円失います。絶対幸せになってほしい。俺が。 これはもう繰り返し何度でも言っておきたいんだけど、音楽活動ってめちゃくちゃ金がかかるんですよ。練習するのにもスタジオ入って3時間200
猫ブームの影響で、純血種の猫をペットショップで買う消費行動が浸透してきた。大手ペット店チェーンでは前年比2割増のペースで猫の販売数を増やしている。 【写真特集】みんな猫、かわいらしさに違いはない そんななかで絶大な人気を誇っているのがスコティッシュフォールドだ。アニコム損害保険の調査では、2017年まで9年連続で人気1位の猫種となっている。だがこの猫の販売は、動物愛護法に抵触している可能性が高い。猫種名の由来であり、人気の理由にもなっている「折れ(fold)耳」が問題だ。 実は折れ耳は、骨軟骨形成不全症の症状のひとつ。症状に程度の差はあるが、四肢に骨瘤(りゅう)ができて脚を引きずって歩くようになるなどし、鈍痛に苦しみ続ける、根治困難な病気だ。 この病気は優性遺伝する遺伝性疾患。つまり、折れ耳同士で繁殖すれば75%以上の確率で折れ耳の子猫が生まれ、折れ耳と立ち耳を繁殖した場合でも50%
anond.hatelabo.jp 僕もけっこう「要らないものを断り切れずにもらってしまって困る」タイプなので、このビールを給湯室で捨てていた後輩の気持ちは想像できるような気がするのです。 自家用車通勤ならともかく、電車などの公共交通機関を使うのであれば、ビールはけっこう重いですし、「ひとりで家では飲まない」という人は、けっこう多いんですよね。 そもそも、ビールを置いていく側は「後輩にプレゼントしてあげた」つもりになっているのかもしれないけれど、本当に欲しいものだったら、自分で持って帰りますからね。 もし現金だったら、「お前、お金欲しいって言ってたよな」って、後輩にあげる先輩がいるとは思えない。 そういう「不要なもの」を押し付けられて不快な気分になって(そもそも、お酒をけっこう飲む人」というパブリックイメージを歓迎する人ばかりじゃないし)、これみよがしに会社の流しにビールを捨てている光景と
東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は、選手村の交流施設を作るための木材を、無償で提供する自治体を全国から公募し、大会後は東京オリンピックのレガシー=遺産として各自治体に活用してもらう取り組みを始めることになりました。 大会の組織委員会は、この施設の屋根や壁などに使う木材を全国の自治体から無償で提供してもらい、大会後は各自治体で東京オリンピックのレガシー=遺産として活用してもらう取り組みを始めることになりました。 木材は、製材であれば種類は問わず、自治体名を明記できるということで、組織委員会は全国の木材を使うことで多様性と調和を表現したいとしています。 木材を提供してもらう自治体は、9月11日から公募し、10月上旬に45の自治体を決めたいとしています。 組織委員会は「木材を全国から募ることで大会機運の醸成につなげ、コスト削減と大会の記憶が残る取り組みにしていきたい」と話しています。
2020年の7月24日、世界の目が東京に注がれる。200を超える国・地域の選手たちが集う、半世紀ぶりの五輪の開会式で、成熟した日本の首都はどんなメッセージを発信するのか? リオデジャネイロ五輪閉会式のセレモニー演出に携わった椎名林檎さん(38)、大会組織委員会で開閉会式のコンセプトづくりに関わる田中優子・法政大総長(65)が語った。2度目の東京五輪開幕まで、あと3年。 「クールジャパン」という言葉の持つ、漠とした呪縛。ありますよね。 でも欧米の方にとっての「クールジャパン」の認識は「アニメ、カワイイ、ハラジュク」ではなく、実はほうじ茶の喉(のど)越しや味わいに代表される、日本のすうーっとした、あの印象そのものなんですって。ニューヨークに住む友人の小沢健二さんと話しているなかで、ふと出てきた話です。 (リオ五輪・パラリンピック閉会式の)フラッグハンドオーバーセレモニーのチームも、忍者、侍、芸
『息子が殺人犯になった コロンバイン高校銃乱射事件・加害生徒の母の告白』わかりやすい原因などない、という現実 コロンバイン高校銃乱射事件。1999年4月20日、コロンバイン高校の学生2人が無差別に発砲を行い最終的に自殺、教師1人と生徒12人が死亡し、24人が負傷した傷ましい出来事だ。発生から15年以上が経った今なお学校銃乱射事件の代名詞的存在とされるのは、犯人であるエリックとディランがそれぞれ卒業を間近に控えた、18歳・17歳の少年だったという若さだけが理由ではない。 2年以上をかけて準備されていた計画の周到さ。そして、何百人もの生徒たちでにぎわう昼時のカフェテリアを爆破するという残虐な構想。計算ミスや完成度の低さにより爆弾は不発に終わったものの、実際の被害を遥かに上回るその計画の大きさは、人々の間に驚きと恐怖の渦を巻き起こした。 言うまでもなく、この事件を題材にして過去に多くの本が書かれ
「保育園落ちた、日本死ね」が流行語になったのも記憶に新しい今年、ぼくは一本の育児小説を刊行した。 『キッズファイヤー・ドットコム』 ホストが捨て子を拾って、世間に非難されながらもクラウドファンディングで子育てする——そんな内容の小説である。 編集者から「育児小説を」と依頼されてから実に6年が経っていた。 6年のあいだなにをしていたのか? 子育てである。 これまでそのことをあまり表立っては口にしていなかったのだが、実際大変すぎてネタにしているヒマもなかったのである。 日本の子育てはデスゲームです 今の日本で子育てすることの大変さは、連日いろいろなメディアが伝えているが、こればかりは体験しないとわからない部分が多い。 それに加え、男女・経済・地域によってそれぞれ、あまりに状況がちがいすぎるため、誰かが何か意見を言うたびに炎上しているのを見かける。 以前は他人事だったが、今ならわかる……はっきり
アラーキーこと荒木経惟の爆進がとまらない。今年5月に喜寿=77歳を迎え、国内外で数多くの個展が目白押し。まさにアラーキー・イヤーとでもいうべき勢いだ。近年の前立腺ガンや右目失明も乗り越える、そのパワフルさを支えるものを探ろうと、このインタビューははじまった。 開口一番に語られたのは、自らのデジタル嫌いの告白だった。しかし、それは変化に追いつけないという意味での「老い」ではなく、むしろ鋭敏さゆえの流儀。陽子夫人ら愛する者との死別さえ写真の糧にした生き方は、非情の天才というより、写真とは人生だと覚悟した「私写真家」の道のりだった。 荒木の写真には、進行形の愛と情、そしてより濃厚になった生と死があふれている。優しさは弱さではないし、センチメント=関わりから生まれる感情こそ人生を豊かにする、と語りかけるかのように。 スマホや最新機器は、便利だからこそ使わない。いまの「才能あふれるカメラ」では、被写
「芸術祭」が前提となっている「ポスト芸術祭」の時代のアートとは? いま現代アートのシーンでは、若手アーティストによる刺激的な実践が多く見られる。だがそれらは往々にして美術館や芸術祭といった既存のアートシーンより見えづらい。また多くは、美術誌や批評誌は言うに及ばず、カルチャーマガジンや新聞、テレビといったメディアに取り上げられることは稀である。もちろん「若手だから」という事実もあるが、発表の場がオルタナティブスペースやアートコレクティブだったり、告知がSNS上のコミュニケーションをベースにしていたりと、全体像が拡散しているのも理由だ。 この記事では、それぞれが点として偏在している若手アーティストによる刺激的な実践を横断的に眺めていくことで、ひとつの鳥瞰図を描くことを試みる。それはシーンの一端に過ぎないかもしれないが、容易に全貌を見渡せないプレイヤーの分厚さこそがこのジャンルの豊かさでもあるは
Donald🍔Mac @donaldmacwin 連日サイゼリヤ談義が花盛りである。サイゼだろうが高級フレンチだろうが、一緒に美味しいものを食べ「美味しいね」とムダ口叩き合い笑い合える恋人が最良に決まってる。餃子の王将でもスーパーのフードコートでも、好きな人と居るのは楽しいものだ。その体験のない人は人生の1/4も味わえていない。 pic.twitter.com/V8SNhIh7BK 2017-07-25 13:40:08 本八幡bot🎅 @motoyawata__bot サイゼリヤ創業の地・千葉県市川市本八幡より、日本全国の皆様へお伝えします! サイゼリヤを馬鹿にしないで頂きたい!! 確かに格安ですよ!高級店に比べたら特別感なんてありゃしないですよ!でも安くて良いものを人々食べさせたいとの想いで本来価格の七割引で売っているのをご存知ですか!! 2017-07-24 23:34:41 本
先日会社のイベントがあり、東京タワーの離れにある5階のラウンジでジンギスカンを焼いて食べた。わたしの席の周りには常務をはじめ、ずらりと偉いおじさんが並んでいた。19時をまわり辺りが暗くなると東京タワーに灯りがついた。 「おや、灯りがついた」 「日が暮れるのがすっかり遅くなったなぁ」 「東京タワーもこうして見ると、きれいなもんですなぁ」 「わたしらが働いているこんな近くの、東京タワーで、こんな宴が夜な夜な繰り広げられていたなんて。夢にも思わなんだ」 横一列に並んだ偉いおじさんたちが、いかにも感慨深げに抑揚たっぷりに言うのがおもしろかった。みな一様に、間近の東京タワーを首が痛くなりそうなくらいに見上げていた。ト書きを読んでいるような台詞回しや視線が交じらないことが、どこか小津安二郎の映画を思わせた。 のりの効いたシャツを恰幅よく着こなす一番偉いおじさんが訥々と話し始めた。 「わたしはね、料理作
文化庁の京都市への移転について検討している政府の協議会は25日の会合で、具体的な移転先を上京区にある京都府警本部の本館とし、遅くとも平成33年度中の本格的な移転を目指すことを正式に決めました。 この中で、協議会は具体的な移転先を、先に示された京都市内の4か所の候補地のうち、京都府が要望していた上京区にある京都府警本部の本館とし、耐震補強などを行ったうえで、遅くとも平成33年度中の本格的な移転を目指すことを正式に決めました。 また、移転の規模は国会や、ほかの府省庁との調整が必要な業務を担う職員を除いて、文化庁の全職員の7割に当たる250人規模とすることを確認しました。 一方、移転に係る費用については、国と京都府や京都市が、どのように負担するのか、引き続き協議することになりました。 松野大臣は「移転は、国民の多様なニーズに応えることのできる文化行政を積極的に展開すべく、機能強化した新文化庁の創
満島ひかり×Chara×岸田 繁(くるり)豪華コラボ 2017.7.19 Release Chara new album「Sympathy」収録「Tiny Dancer」Music Video http://kmu.lnk.to/NlQBv 「Tiny Dancer」 歌詞:Chara 作曲:岸田 繁 編曲:岸田 繁 出演:満島ひかり 監督・撮影・編集:山田智和 【Release Information】 New Album 「Sympathy」2017.07.19 Release [通常盤初回仕様](CD)KSCL-2926 [初回生産限定盤](2CD)KSCL-2924~5 <参加ゲスト> Kan Sano、岸田 繁(くるり)、kensuke ushio(agraph)、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)、mabanua、BASI(韻シスト)、TAK
Reborn-Art Festivalは、宮城県の石巻を主な舞台とした、「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭です。東日本大震災の被災地で、「Reborn-Art=人が生きる術」をキーワードに掲げ、2017年に第一回目の本祭が行われました。国内外のアーティストによる作品展示やワークショップ、地元の料理人と全国の料理人らによる地場の食材を活かしたここでしか味わえない食の体験、音楽プロデューサー・小林武史を中心とした様々なミュージシャンによる音楽ライブなどを行っています。 また、人が自然や人々に出会うなかで「生きる術」を学び楽しむ宿泊研修施設『もものうらビレッジ』や、駆除されるだけだった鹿の命を循環させ、地域に新しいなりわいを作るための鹿肉解体処理施設『FERMENTO』を設立・運営。2023年11月には、石巻の玄関口であるJR石巻駅構内に未利用魚や鹿肉など地元の味を“おでんとタコス”で楽しむ飲
私たちが知っている「ブランド」の概念が、急速に変わりつつある。 新旧問わず、小売業者は消費者と、消費者が購入するモノのつながりを根本から考え直すべき時期にさしかかっている。 今や、同等のクオリティーの商品がより安価に手に入るなら、ブランド名にはこだわらない —— ハインツのケチャップでなくとも、ダヴの石鹸でなくともかまわない —— という人が増えている。 こうしたブランドに対する消費者の新たな心理傾向は、今後も続くだろうと予想するのが、その名の通り、ブランド名のない商品を販売するオンライン小売業者「ブランドレス(Brandless)」だ。 同社は、かつて「ジェネリック」と呼ばれた、ピーナッツバターやハンドソープ、キッチントングなど様々なプライベートブランド商品を、一律3ドル(約330円)で展開している。 商品に大きなロゴを付ける代わりに、詳しい商品説明がパッケージに記載されている。食品の多
障害者と社会。最大の問題は「障害者」が社会のなかで見えにくい存在になっていること、つまり「障害者」への想像力が働きにくい社会になっていることにある。 共に生きることではなく、社会から見えないところに少数者を排除する圧力。ともすると、そちらのほうが強まっていないだろうか? この1年、取材をするなかで何度となく問いかけられた。 歴史は反復する。例えば当事者が声を上げると、声の上げ方をめぐって議論が過熱になる。最近ならLCC、かつてはバスの乗り方を巡って……。 横田弘が怒った「愛と正義」、そして炎上必至の運動われらは愛と正義を否定する。われらは愛と正義の持つエゴイズムを鋭く告発し、それを否定する事によって生じる人間凝視に伴う相互理解こそ真の福祉であると信じ、且、行動する。 これは脳性マヒ者の横田弘さん(1933年—2013年)らによる運動団体「青い芝の会」が掲げた綱領だ。横田さんは「愛と正義」に
世界最大のストリーミング・サービスであるSpotifyが日本でのサービス開始を発表してから一年弱。Apple Musicが先行し、それ以上にCDのマーケットが根強く残るこの国においては、まだまだ市民権を獲得したとは言いがたい状況だ。しかし、レディオヘッドやニール・ヤングといったアーティスト・サイドからの反発がありつつも、ポップ・カルチャーにおける何度目かの産業革命は確実に進行しつつあり、その波が10年遅れでここ日本にもいよいよ到達してきたことは間違いない。では、ストリーミング・サービスは音楽にとって敵なのか? 味方なのか? 現在に至るまでの国内外の音楽メディアの歴史を踏まえて、このタイミングでそれを今一度議論することは、十分意味があると言えよう。そこで、かねてより「文化は産業を変えないが、産業は文化をドラスティックに変えてしまう」という持論の持ち主であるThe Sign Magazineの
「障害者」とは、「自分自身」とは何なのか――。そんな問いと向き合い、走り続ける男性がいる。矢野慎太郎さん(48)。きっかけは、1年前に相模原市で障害者19人が殺害された事件だった。「自分はかわいそうな存在なのか」。その答えを見つけたいと思っている。 矢野さんの手足は、脳性まひの影響で硬直している。動きはゆっくりで、話す言葉もはっきりしない。 21歳の時、友人とともに障害者がリングに立つプロレス団体「ドッグレッグス」を立ち上げた。仕事をしながら「サンボ慎太郎」の名で約25年もリングに立ち、障害者や健常者のレスラーと熱戦を繰り広げてきたのは、「互いを知るきっかけがあれば、障害者と健常者はもっと近づける」という思いからだった。 現在は東京都内の自宅で両親と暮らし、週に5日、都内の病院でパートの清掃員として働く。 朝5時半に起き、約1時間かけて電車で通勤。午前9時から午後5時まで、病院の食堂や階段
日本では、いまだ自殺が死亡原因の多くを占めている。最新の「自殺対策白書」によれば、自殺者数は減少傾向にあるが、15〜39歳では最多の死因となっている。自殺予防にくわしい高橋祥友・筑波大医学医療系教授は現状をこう見る。 なぜ若者に自殺が多いのか 5月末に政府は自殺対策白書を公表した。最新のデータが明らかになったわけだが、少し注意してとらえなければならない点がいくつかある。 まず、ティーンエイジャーから若年成人までの世代では、自殺が死因の第一位であるというのは、何も最近始まった傾向ではなく、これまでも一貫している傾向である。 少し考えてみるとすぐにその理由がわかるはずである。 子どもの頃は病気による死亡が多いが、成長するにつれて若い世代では病死は少ない。そして加齢とともに病気にかかる率がふたたび増していき、病気による死も増えていく。 という訳で、10~20代の年齢層では、自殺や不慮の事故死が死
2017.07.26 Wed Sponsored by Penguin Cafe『The Imperfect Sea~デラックス・エディション(+4)』 1976年にブライアン・イーノのレーベル「Obscure」からデビュー、現代音楽や民族音楽を折衷した音楽性で「環境音楽」の旗手となり、主に1980年代に一世を風靡したサイモン・ジェフス率いるPenguin Cafe Orchestra。1997年にサイモンが若くして他界したのち、その遺志を受け継いで息子のアーサー・ジェフスが2009年にスタートさせたのが、Penguin Cafeである。日本と縁が深かったPenguin Cafe Orchestra同様、Penguin Cafeもこれまでたびたび来日を果たし、くるりが主催する『京都音楽博覧会』への出演や、Corneliusのリミックスなどで彼らの名前を知った若いファンも多いかもしれない。
きっかけは2002年、イラク武装勢力によって日本人3人が拘束された「イラク日本人人質事件」だった。カタールにあるアルジャジーラ・テレビに間借りしながら2週間にわたって取材をした際、お世話になったアルシャイーク報道局長から連絡があり、私は2004年7月に開催された「イラク戦争報道」をテーマにしたアルジャジーラ主催の国際会議に参加した。全世界のジャーナリストが集まったその会議でもっとも印象的だったのが、会議も後半にさしかかったころマイクを持ったアメリカのFOXニュース記者の質問だった。 彼はステージ上にいるアルシャイーク局長に噛みついたのだ。世界同時多発テロ以降、ブッシュ政権を支持し続けていたFOXにとって、中東側の立場から情報を発信し続けるアルジャジーラは目障りだったのだろう。挑発的にアルジャジーラの報道批判をするFOXの記者に対し、アルシャイーク局長はこう答えた。 「真実というのは、人種、
私が洋楽リスナーであるため、上記レビュー内での「曲が多い・少ない」は、多くの日本人にはあまり参考にならないだろう。そこで、Apple Music、Spotify、AWA、Google Play Music、LINE MUSICにおける邦楽アーティストの配信状況がよくまとまった以下のサイトも参考にしつつ、日本人アーティストの配信状況について少し触れておきたい。 世代を超えて高い人気がある大御所や有名所はほとんど配信されていない(宇多田ヒカル、B'z、Dreams Come True、Children、L'Arc〜en〜Ciel、aiko、福山雅治、サザンオールスターズ、安室奈美恵、Perfumeなどは壊滅的状況)アイドル系は比較的積極的だが、ネット文化に否定的なジャニーズ系は当然のように全滅EXILE、三代目J Soul Brothers、E-girlsなどのTRIBE系はかなり積極的Asi
私は現在、Apple Music、Spotify、AWA、Google Play Music、Prime Music、LINE MUSICの6つの音楽ストリーミングサービスの有料会員になっている。しかしそろそろ3つくらいに絞り込みたいと思い、利用所感をまとめてみた。 曲数や機能の有無などの一般的な比較は既にネット上に多く存在しており、今さら私がそれを論じることの価値は薄いだろう。そのためここでは、利用者として実体験した中で感じた極めて主観的なことを中心に書いていきたい。さらに勝手ながら、派生して思い巡らせた音楽ストリーミングサービスの主に日本市場における戦略や展開に対するささやかな問題提起も後半にまとめてみた。
この8月は連日、相模原障害者殺傷事件の取材で人に会っていた。話を聞けば聞くほど、この事件がいかに深刻かを思い知らされた。これまで社会が覆い隠してきた問題に否応なくこの事件が踏み込んでしまった、という印象だ。9月7日に発売された月刊『創』10月号に相模原事件の大特集を掲載しているから、それをぜひ読んでほしいのだが、ここで簡単に問題点を整理しておこう。 まず第1は、事件当初議論になった措置入院の問題だ。安倍首相が逸早く措置入院の見直しを指示し、厚労省の検討会が設けられたために、保安処分への動きかと一斉に懸念と反発が噴き出たが、検討会は今のところ、その方向には行ってないようだ。 特集の冒頭で香山リカさんとの対談に登場している精神科医の松本俊彦さんはその検討会の委員だが、この対談ではかなり率直に発言している。そもそも措置入院がどんなふうにして決められ、植松聖容疑者を退院させるにあたってどういう対応
相模原で障害者が19人も殺害された現場「津久井やまゆり園」を訪れたのは8月3日、暑い日だった。行ってみると予想以上に交通の便が悪く、なかには相模湖駅に着いてもバスもタクシーもつかまらず立ち往生する人も少なくなかったらしい。そういう場所に事件後1週間以上たっても献花に訪れる人がたくさんいたのが印象的ではあったが、もうひとつ私が感じたのは、まさに「人里離れた」ということがふさわしい「津久井やまゆり園」の都市部との距離感だった。 通ってくる入所者の家族も大変だろう、そういう場所に重度の知的障害者の施設があるという、そのことがもたらす感覚は、彼ら障害者とその家族が抱えている重たい現実を象徴しているように思えた。建物のたたずまいも、その広大な敷地の全容が道路からはわからないようになっている。事件について関心のある人は資料を見るだけでなく、ぜひあの現場を訪れ、その距離感を肌で感じてほしい。 同園はいろ
8月6日土曜日の午後、東大先端科学技術研究センターで「『津久井やまゆり園』で亡くなった方たちを追悼する集会」が開催された。これまで障害者問題などに取り組んできた人たちが事件直後に呼びかけたもので、約200名が集まった。様々な関係者からのメッセージが読み上げられたのだが、注目されたのは最初に読まれた事件被害者の姉の匿名のメッセージだ。下記の毎日新聞記事がわかりやすくまとめている。 http://mainichi.jp/articles/20160807/k00/00m/040/085000c 核心部分を引用しよう。 《女性は親から弟の障害を「隠すな」と教えられて育ったが、事件後は「名前を絶対公表しないで」と言われたという。「心ないことを言ってくる人もいるでしょう」と影響を心配し「今はただ静かに冥福を祈りたいです。事件の加害者と同じ思想を持つ人間がどれだけ潜んでいるのだろうと考えると怖くなりま
2016年7月26日、神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」に入所していた障害者19名が殺害された相模原事件から1年が経過しました。 事件が話題になるたびに、私には「事件だけが問題なのか?」という思いが募るばかりです。 事件前、生きていた犠牲者の方々を気にかけていた方は、いったい何人いたのでしょうか? 人数は、事件後の数千分の一、あるいは数万分の一でしょう。そもそも、存在が知られていなかったのですから。 事件の犠牲になったことで初めて存在を思い浮かべられた人々 相模原事件が話題になるたびに、私にはどうしても「生きている間は、いるかいないかを気にもかけていなかったのに?」という違和感が湧き上がってきます。 もしも事件が起こらなかったら、犠牲になられた障害者の入所者たちは、「津久井やまゆり園」の中、あるいは近隣の病院などで生涯の終わりを迎えたことでしょう。世の中から忘れられた存在とい
音楽評論家・小野島 大が、8月5日にトークイベント『Astell&Kern×disk union presents Talkin’ Loud & Sayin’ Music』をdues新宿で開催。ゲストにROVOの勝井祐二を迎えて行われる。 イベントはポータブルプレイヤーのハイエンドブランド・Astell&Kernとdisk unionによる共同開催で、今回が第5回となる。小野島とゲストが選ぶレコーディング作品を高音質で聴きながら、その作品の魅力や音へのこだわりについて語り、音楽の新しい楽しみ方を探っていく。 なお、イベント終了後にはAstell&Kernのポータブルプレイヤーの試聴や、小野島と勝井が選んだ作品の販売も行われる予定。チケットは7月8日午前11時より、ディスクユニオン新宿ロック新品ストア1Fで販売がスタートしている。
チケット販売事業などを行う、ぴあ株式会社が7月20日、収容客数1万人規模の音楽に特化したコンサートアリーナを、横浜市のみなとみらい地区に建設することを発表した。1万人規模のアリーナ建設と運営を民間企業が行うのは、国内初となる。 ぴあは、アリーナ建設の理由として会場不足問題の解消を挙げている。また、音楽業界のニーズをくみ取り、観客とアーティストの双方にとって、その環境や使い勝手を最適化した新しいタイプの音楽アリーナの実現を目指すと説明。リアルサウンドでは、ぴあ株式会社 広報室の糸井章悟氏に、アリーナ事業に踏み出したきっかけや、今後のビジョンについて聞いた。 「弊社ぴあ総研の集計によれば、1万人~3万人規模の公演の市場規模が、2010年~2015年にかけて約2倍に増えています。実数にすると、2010年は418公演だった公演数が、5年後に831公演に増えているにもかかわらず、同等のキャパシティの
1stミニアルバム『神様、僕は気づいてしまった』リリースインタビュー 2017.07.26 16:30 神様、僕は気づいてしまったが、7月26日に1stミニアルバム『神様、僕は気づいてしまった』をリリースした。 神様、僕は気づいてしまったは、どこのだれか(Vo・Gt)、東野へいと(Gt)、和泉りゅーしん(Ba)、蓮(Dr)から成る4人組ロックバンドで、覆面を被って素性を明かさず、匿名性の高い活動を展開している。今年5月にシングル『CQCQ』(TBS系 火曜ドラマ『あなたのことはそれほど』主題歌)でデビューを飾り、ドラマの評判と相まって、その名前が注目を浴びた。今回のミニアルバムには、同曲をはじめ、「だから僕は不幸に縋っていました」(SQUARE ENIX『スターオーシャン:アナムネシス』の主題歌)や、「僕の手に触れるな」(TVアニメ『ちるらん にぶんの壱』主題歌)など全7曲が収録されている
いい感じの雨が降ってるから、出かけよっと。 — けいろー (@Y_Yoshimune) 2017年7月26日 朝。いい感じの雨が降っていたので、出かけることを決めた。ならば朝食は多めにしようと、パンではなくご飯を食べた。何を着ていこうかとタンスを開けて、長袖のシャツを選んだ。黒い傘とビニール傘、どちらを持っていこうかと考え、前者を手に取った。 いつもよりも早い時間帯の外出。混雑している急行列車ではなく、準急に乗った。移動中の暇つぶしには、学習アプリは開かずゲームアプリをタップした。途中、音楽でも聞こうと思い、テンションを上げるロックよりも穏やかなサウンドトラックを選曲した。軽くうつらうつらした。 池袋、新宿、渋谷、上野、秋葉原──どこへ行こうかと一時停止し、秋葉原へと進路をとった。ひさしぶりの秋葉原。せっかくだからと立ち寄った総武線ホームのミルクスタンドで、飲むヨーグルトを買った。腰に手を
トイレのつまりや水漏れなどの水回りトラブルが生じて処置をしようとしてもうまくいかないときには、多くの方が焦りを覚えることでしょう。 このような場面では技術力のある水道修理業者に依頼すると、トラブルを解決できます。 ただし、注意をしなくてはならないのは多くの水道修理業者のなかから優良業者を選ぶ必要があるという点です。 茨...
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