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ブックマーク / ta26.hatenablog.com (60)

  • 平成の失敗を繰り返さないために『思想』が重要である理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ 大きな転換点としての平成 平成が終了する時期が近づていることもあり、昨今では、平成を総括する著作や記事が増えて来ている。昭和と比較すると、長さも半分以下で、300万人以上の戦死者を出して国が滅びてしまうほどの戦争のような大きな出来事があったわけではないとはいえ、平成という時代には、阪神大震災、東日大震災とそれに伴う原発事故、あるいは世界初の都市型毒ガステロ(オウム真理教事件)、さらにはインターネットの急速な普及等、過去に例のない、そして、時代を一変させてしまうような出来事が凝縮して詰まっており、つぶさに振り返ってみると実に大きな転換点であったことがわかる。 しかも、日だけではなく、この間、日を囲む世界も激変した。そもそも平成が始まった1989年というのは、世界的な激動の年で、6月に中国で天安門事件が起こり、11月にはベルリンの壁が崩壊し、12月にはブッシュ大統領とゴルバチョフ書記

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    nstrkd 2018/09/12
  • オウム問題を総括すると見えてくる現代日本の『カルト』に対する脆弱性 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾️ 薄れゆくリアルタイムの感情 スマホのポップアップに突然、『オウム麻原処刑』のニュース記事が出て以来、久々にオウム真理教関連の情報がメディアに溢れて来て、かつて件について考えていたことを次々に思い出すことになった。処刑については、一つの区切りであることは確かだが、これは第一幕の終わりではあっても、続く第二幕が始まってしまうのではとの懸念が咄嗟によぎった。同様の懸念を表明する人は多い。よく気をつけていないと、当事者(旧信者や後継団体)とは関係のないところからでさえ『歴史が繰り返す』恐れは多分にあるように思える。 1995年にあの事件が起きてから、年で23年目ということになる。リアルタイムにあの事件を見ていた私たちには、何らかの報道があるたびに、当時感じた何とも形容しようのない戦慄、怒り、嫌悪、悲しみ等の入り混じった、濁った絵の具のような『感情』が蘇って来る。もちろん、直接の被害者や関

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    nstrkd 2018/08/01
  • 日本的シンギュラリティ待望論を超えて - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ 大量の書評が書かれている新井紀子氏の新著 発売からだいぶん時間が経ってしまったが、数学者の新井紀子氏の新著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』*1 は非常に評判が良く、この種の書籍としては異例の販売実績を誇り、版を重ねているという。私も発売と同時に読ませていただき、何か書いておこうと思いながら、ついタイミングを失してしまった。だが、どうやらこのタイミングの遅れには思わぬ効用もあったと言えそうだ。というのも、多くの人に注目された書には非常に多くの書評が書かれていて、それが第三者視点として大変参考になる。 書評の中には、多くの批判も含まれ、それこそ新井氏が書で述べる、日人の読解力の低下の証左と言えそうなものも多いが、それでも、それなりの論拠を持つ『断固たる批判者』も少なくない。断固たる批判者とは一体誰のことなのか。どうしてそのような断固たる批判者が出て来るのか。今回は主として

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  • 日本のマーケティングはもっと進化すべきだと思う - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾️ AMNの提唱するアンバサダー・マーケティング 先日、日におけるブログ・マーケティングあるいはカンバセーション・マーケッティングを早くから手がけ、最近ではその延長で、『アンバサダー・マーケティング』を推進する、アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)社の首脳二人(藤崎実氏、および徳力基彦氏)の共著による、『顧客視点の企業戦略:アンバサダープログラム的思考』*1という新著が発刊されたため、早速拝読してみた。 このの感想を含めたコメントを読んでいただくにあたって、ここで言う『アンバサダー』の定義が理解できないと始まらないので、AMNの公式サイトより、この用語の説明を引用しておく。 AMNが提唱するアンバサダーとは アンバサダー(Ambassador) の意味は一般的に「大使」と翻訳され、日では著名人や芸能人などがブランド大使として任命される時に使われることが多いようです。 AMNが

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    nstrkd 2017/04/21
  • 人間と機械の共生・合体について考える/人間理解が粗雑すぎる - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾️ 進化する義足 最新の技術の成果として、素直に喜び、また今後の明るい展望を信じることができる(と思える)案件に、義手や義足の進化がある。中でも思考制御型という、人間の思考で動く義足の話が最初に出て来たときには、正直そんなものが当にできるのだろうかと率直に驚いた記憶がある。初の思考制御型ロボット義足が発表されたのは、2013年なので今から4年前のことだ。時間の感じ方の問題もあるが、それほど昔、というわけでもない。しかしながら、その後の進化はそれこそ目を見張るものがある。以下の動画をみればわかるが、実に自然な動きが可能で、通常の生活で利用するには、ほとんど問題ないように見える。 昨今では、人間だけではなく、ネコの義足についても大変な話題となったことは記憶に新しい。『義足』と言ったが、もちろん義手も同様に進化しており、最近ではより微妙な動きが必要とされる義指についても、開発が進んでいるよう

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    nstrkd 2017/04/21
  • ネット広告の現状と今後について - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾️ 首位をうかがうネット広告 4月7日付の日経新聞が報じているが、世界の広告費は、2017年にはとうとう首位のテレビを抑えて、ネット広告が首位になる見込みのようだ。きっとそういう時代が来ることには確信があったものの、それはいつのことになるのか、ほんの数年前でさえ、無限に時間がかかるように思えたものだ。雑誌や新聞は目に見えて部数を落とし、今でも凋落が続いているが、一方テレビ広告は、様々な問題もありながら、依然強く、雑誌や新聞の凋落を尻目に増加の趨勢にさえあった。だが、近年、特にソーシャルメディアが普及すると、ネット広告がテレビを急追、とうとう2017年には追い抜くであろうことが予想されている。(ただ、日に目を向けるとまだネット広告が首位になるには時間がかかりそうに見えるが、それでも隔世の感があることは確かだ。遠からずネット広告が首位になる日が来ると予測しても、今ではそれを笑う人はいないだ

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  • 格差問題に見る日本人の意識の危うさと今後向かうべき方向について - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾️ 進む格差社会化 貧困と不正を根絶するための持続的な支援/活動を100カ国以上で展開している、オックスファム・インターナショナルは『99%のための経済(An Economy for the 99%)』という最新の報告書で、富める者と貧しい者の間の格差は、これまで考えられていたよりも大きく、世界で最も豊かな8人が世界の貧しい半分の36億人に匹敵する資産を所有していること(以前の試算では62人)、1988年から2011年にかけて、世界人口の最も貧しい1割の人々の収入増は、わずか65ドルだったが、同時期に、最も豊かな1割の人々の収入増は、11,800ドル、彼らのおおよそ182倍も増加していること等を報告している。 格差に関する2017年版報告書を発表「99%のための経済」 | カテゴリー | プレスリリース | オックスファム・ジャパン 前作の『超・格差社会アメリカの真実』*1により米国の格

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    nstrkd 2017/04/21
  • 東京への人口一極集中の必然とメリットを理解すべき時が来ている - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾ 進む東京への人口の一極集中 総務省発表による今年1月1日時点の人口動態調査によると日の人口は7年続けて減少し、特に今年は、前年から27万1834人減り、調査を始めた1968年以降で最大の減少数だった。 一方で、東京を中心とする首都圏の人口は前年比11万人近く増加しており、特に東京はそのうち8.6万人を占め、初の1,300万人台を目前にしている。しかも、東京圏の人口の増加ペースはこの数年上がってきている。関西圏、名古屋圏ではともに減少傾向が続いているというから、東京一極集中に拍車がかかっているということになる。日経新聞では、この理由について、『都市部に人が集まる傾向は年々強まっている。働く場や商業施設が多く、住みやすい環境を求めて人が集まってくるためだ』と述べている。 東京圏への人口集中加速 13年、9万6000人流入 :日経済新聞 ◾ 理由がうまく説明できない? だが、一方で若者た

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    nstrkd 2016/07/20
  • テクノロジーの進化の先にあるのはユートピア? ディストピア? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■視点を遠くに 前回ブログを更新してから、体調を崩して(風邪をひいて)、中々体調が元に戻らないのでブログの更新もすっかり遅れてしまった。ここしばらく、新しい技術のもたらす、具体的な問題点について領域を絞って書いていこうと思っていたので、昨今、法制化の報道等もあって非常に賑やかな『ドローン』に関わる問題でも書こうと思っていたのだが、しばらくも読めずに臥せっていると、どうしても視点が近くより遠くに向きがちになる。まあ、このような時にもそれなりに何かを書いておくことがブログの意味とも言えるような気もするので今書ける何かを書いてみようと思うが、準備不足は否めず、論理の積み上げより、感想に比重を置いた語り口になるかもしれないので、そこのところはご容赦いただきたい。 ■技術駆動型の予想があたった2015年 2015年の年頭所感として、『世界がますます『テクノロジー・ドリブン(技術駆動型)』*1になっ

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  • テクノロジー・ドリブン(技術駆動型)の世界に備えるべき2015年 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■中長期の展望における初年度 昨年とは事情は違うが、年も少々ブログの書き初めが遅くなってしまった。その代わりに、他の人の年頭所感や、2015年予測等を沢山読んでインプットすることができた。それぞれ興味深いし、しかも、いつになく良記事が多い気がする。これでは、私が後追いで、あらたな2015年単年度予測を書いたところで、さほどインパクトもあるまい。なので、少々他の人とは違った切り口で、私なりの『年頭所感/2015年を迎えるにあたって』を書いておこうと思う。 昨年末に『2014年の10大潮流』を書いた時にも述べたが*1、2014年は、非常に大きな時代の転換点だったといえそうだ。(他の人の2015年予測等を読んで一層その意を強くした。)この見解が正しいとすれば(もちろん私はそう確信しているのだが)、2015年は短期的な見通し以上に、より『中長期の展望における初年度』と見ていく必要があるように思え

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    nstrkd 2016/02/22
  • いよいよテレビ放送というビジネスモデルも限界かもしれない - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    テレビ復権の年:2013年 今から2年前の2013年はテレビドラマ復活・復権の年と言われたことを懐かしく思い出す。『半沢直樹』のような平均視聴率40%を上回る怪物作品もあるかと思えば、視聴率こそ20%そこそこながら、日中をドラマの枠を越えてブームに巻き込んで社会現象的な人気となった『あまちゃん』のような作品もあり、全体としても粒ぞろいで、視聴率トップ10の作品がすべて平均20%を越えていた。流行語大賞にも『半沢直樹』の『倍返し』、『あまちゃん』の『じぇじぇじぇ』が入った。 反面、ネット系ビジネス、特にメディア関連のビジネス関係者からは嘆息の声が聞かれたものだ。ジャーナリストの佐々木俊尚氏の著作、『2011年新聞・テレビ消滅』*1(2009年)で佐々木氏が指摘した通り、戦後長く続いた日の『テレビ会社』というビジネスモデルは、客観的に見ても大変な過渡期にあったことは確かで、『消滅』は大げ

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    nstrkd 2015/10/22
  • 現代日本人の宗教心について/スピリチュアリズムの台頭 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ▪日人の心の荒廃 バブル崩壊後の失われた20年から反転、アベノミクスによる経済浮揚効果、東京オリンピック開催に伴う景気浮揚期待もあって、多少なりとも好転の兆しが見えかかっていた日経済も、消費税によるマイナス効果、欧州ショック、中国ショック等相次ぎ、一転また暗雲が漂ってきている。しかも、これから仮になんらかの神風が吹いて、好景気が訪れるようなことになったとしても、少子高齢化、貧富の格差の拡大、貧困層の拡大、人口減少による地方の衰退(2020年以降くらいからは首都圏でも人口は減少方向へ)、日企業の競争力の弱体化等、深刻かつ構造的な問題は解決の道筋ひとつ見えてこない。 こんな中で、男女共生涯未婚比率も上がり、独居は拡大する一方だ。地域コミュニティも企業コミュニティも衰退の一途、伝統宗教の基盤も弱いとなれば、何を心の拠り所にすればいいのか。物的な困窮やインフラの劣化もさることながら、日人の

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    nstrkd 2015/10/06
  • 技術で社会を進化させるためにこそ不可欠な人文知 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ▪インターネット化を知る上で重要な一巻 情報通信技術(ICT)の進化はあまりに速く激しく、全貌をとらえることが難しいことはもちろん、限定された領域でさえ、今日理解したことが明日はもう理解を超えてしまうようなことさえ珍しくない。だから、インターネットの影響を歴史として記録し、変化の根幹にあるものを指し示す羅針盤がいる、との認識の下発刊されている、『角川インターネット講座』は、インターネットのこれまでを理解し将来を展望をするにあたり、どの巻もそれぞれに貴重な参考点を提供してくれる。だが、中でもとりわけ気になる一巻が最近刊行された。思想家の東浩紀氏が監修する、シリーズの第12巻、『開かれる国家 境界なき時代の法と政治』*1である。書は、インターネット黎明期まで遡り、インターネットに託されていた夢を振り返り、その上で、これまでに起きてきた深刻な問題群を明らかにして、問題の質に読者を誘う。 ▪

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    nstrkd 2015/08/08
  • ツラい時代を抜け出すもう一つの(そして本当に効果のある)方法 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ▪男がリアルにツラい時代 著述家の湯山玲子氏の『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』*1の次の一文、なかなかインパクトがある。今現在もそう信じて疑わない人も沢山いると思うが、その信念が強ければ強い者ほど、リアルにツラい時代になっているというのだ。 結局のところ男が現実社会で追求するのは、三つ。 『出世』『カネ』『女』、である。 と、当につい最近まで、この言説は信じられてきた。 この自体、とても面白かったのだが、今回はこの部分に触発されて、で述べてあることとは、ちょっと別の方向に向かって思考を進めてしまった。 ▪企業社会にロックインされた『出世』『カネ』『女』 ツラい時代になっている理由の一端は(というよりかなりの部分は)、これが日の戦後の『企業社会』にフィットした一種のフィクションでありながら、企業内だけではなく、学校、家庭内等、あらゆる場面に根付き、人の心を操って

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    nstrkd 2015/06/13
  • 日本人の本音を知らなければ改革などできはしない - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ▪日人とは何か 日があらゆる意味で行き詰まっていること、非常に大きな過渡期にあることはもはや誰の目にも明らかと言えるが、肝心な現状分析や対応策の方は、百花騒乱のわりにはなかなかこれと言った決め手がない。少なくとも『これぞ解決策』と胸のつかえが取れるようなものがなかなか見つからない(私が不勉強だけなのかもしれないが・・)。 そう言う私も、『日人とは何か』というテーマの探求には昔から興味があり、様々なを読んだり、人と議論を重ねてきた。また、実際の社会の中で身をもって体験して学んで来たことも少なくないため、今ではそれなりに自分の意見もあり、そこそこに自負もあったりする。だが、昨今、様々な機会を通じて露出する日人の意識等に触れるにつけ、うまく説明しきれない状況が出てきていると感じることが増えてきていた。そして、この違和感の正体につき、今一歩解明できないでいた。 ところが、何気なく手にとっ

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    nstrkd 2015/06/13
  • インダストリー4.0という巨大なエンジンが回り始めた - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■時代の頂点にいるIoT 今、時代のキーワードとして、頂点に立っているといえるIT技術は何だろう。その候補は幾つかあるが、IoT (Internet of Things モノのインターネット) が有力な候補の一つであることにほとんど異論の余地はないだろう。Googleトレンドで調べてみてもうなぎ上りだ。 Google トレンド 以下、一応IoTの定義を確認しておく。 コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。 自動車の位置情報をリアルタイムに集約して渋滞情報を配信するシステムや、人間の検針員に代わって電力メーターが電力会社と通信して電力使用量を申告するスマートメーター、大型の機械などにセンサーと通信機能を内蔵して稼働状況や故障箇所、交換が必要な部品

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    nstrkd 2015/04/18
  • AI関連図書の最高峰『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■疑問が次々に解消する! 私が最初に最新の人工知能AI : Artificial Intelligence )が驚くべきレベルに達していて、今後も爆発的な成長が予想され、その影響も甚大で、世界が一変してしまうほどのインパクトがあることをはっきりと意識したのは、KDDI総研リサーチフェローである小林雅一氏の『クラウドからAIへ』*1を読んだのがきっかけだった。それ以来、人工知能についてできる限り資料を集め、関連図書も可能な限り読んで探求してきた。そして、試行錯誤の途中ながら、その時々にまとまった思考をブログの記事にもしてきた。 この問題は、私がそれまでに持っていた世界観や他の問題意識にも深く影響を及ぼし、世界の将来展望やビジネスに関わる態度、社会のあり方についての考え方等にも見直しを迫るものだった。但し、当然、様々な疑問も湧いてくる。この1年半くらいの私のブログ記事は、その疑問との格闘の結

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    nstrkd 2015/04/03
  • インターネットの遠心力と求心力/世界を正しく理解するために - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■第三の産業革命 先日、カドカワインターネット講座の第10巻『第三の産業革命 経済と労働の変化』*1が発売されたので、早速読み始めたら、あっという間に読みおわってしまった。興味深い論点もたくさんあって、必ずしも簡単な内容のではないと思うが、自分自身が、ここに集まった執筆者達とほぼ同じ目線でこの10数年間、時代を見つめて来たればこそと思うと、妙に感慨深い。だが、これだけ奇妙なことが次々に起きた驚きを忘れ、いつの間にかさほど違和感を感じなくなっている自分がいることにも気づき、むしろそのことに驚いてしまった。こんなことでは、今また次元が上がろうとしているインターネットの方向性を見失ってしまいかねない。この機会に、真摯に過去を振り返り、現状を評価しておきたくなってきた。 『この巻のタイトルはインターネットと産業とあるが、その中身はもう少し広くインターネットと経済というべきものにした』、とこの巻を

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    nstrkd 2015/03/16
  • 選挙前に知っておくべき、米国で今起きている恐るべき事実 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■選挙戦スタート 11月21日、衆議院は解散し選挙戦がスタートした(事実上した)。二年ぶりの衆院選挙だ。しなしながら、正直なところまったく沸き立つものを感じない。小選挙区制が機能する前提は、拮抗する二大勢力が存在することなのに、野党は総崩れでその一翼の任を果たすことができない。こうなると、中選挙区制で、自民党の派閥が活発に勢力争いしていた頃のほうが余程政策に係わる議論にリアリティがあったとさえいえる。 ■すっかり忘れられたネット選挙 そんな中、2013年4月の法改正により、日でも一定範囲で認められることとなった『インターネット選挙』については、今では火が消えたように議論の俎上に載ることがなくなった。かつては草の根の政策議論を吸い上げてくれることに一定の期待感もあったはずだし、スマホのような高度なモバイル機器の普及はさらに進み、来インターネットと選挙に関わる質的な議論はもっと深めていく

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    nstrkd 2014/11/27
  • 興隆する『キュレーションメディア』の側から見える市場 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■市場を席巻する『キュレーションメディア』 ここのところ、所謂、『キュレーションメディア』が非常に勢いがいい。 先鞭をつけたのは、アルゴリズム分析でインターネット上から各ユーザーに最適なニュースを見つけて配信するサービスを2012年に開始したグノシーだが、テレビCMであっという間に知名度を上げたと思えば、今年に入って、KDDI等より20億円を上回る資金を調達して話題を振りまいた。ほぼ同時期にサービスを開始したスマートニュースも年の8月に、Atomicoとグリーをリードインベスターとして、36億円の資金を調達したとの報道があり、やはりテレビCMを開始している。 資金だけではなく、人材的にも話題に事欠かない。経済誌サイト「東洋経済オンライン」のPVを飛躍的に伸ばしたことで注目された、佐々木紀彦編集長が、企業の財務データ等を法人向けに提供するユーザベース社が昨年9月に提供を開始したニュース配信

    興隆する『キュレーションメディア』の側から見える市場 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
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    nstrkd 2014/10/19