09年にはマット・スティールと組んだグリッチ・ミニマルのSNDとしても活動を再開し、さらに昨年末、2枚同時にリリースされたソロ3作目と4作目(1作目はセキュラー・ミュージックス・オブ・サウス・ヨークシャーの名義で、同郷であるヒューマン・リーグを再構築した『リプロダクション』アンビエントP197)。 ソロではフロアを意識しないアブストラクト・タイプに徹し、神経症的なパッセージとシンプルな音階の移動だけで微妙なインプレッションを残そうとする。基本的に快楽的ではないけれど、苦行ではなく、過去の実験音楽のようでありながら、やはり過去のそれにはないダンス・カルチャーからのフィードバックを感得せざるを得ない。どちらかというと、そのことは〈メゴ〉盤に色濃く投影され、パート3にあたる"アシッズ・イン・ザ・スタイル・オブ・ライアン・トリーナー"というタイトルが示す通り(誰だ?)、09年にやはり〈メゴ〉からリ