朝日新聞が騙された無資格医師の 「呆れた履歴」 手に負えぬ患者には「救急車を呼べ」。 自称東大卒の素人が助成金目当てで医療行為を 「あの男はいかにも怪しいと思ってましたよ。『自分は東大卒だ』なんて自慢してたけど、見なれない症状の患者が来ると、すぐパソコンに向かって何やら調べ始めるんです。で、手に負えないと判断したら、周りの人に『ただちに救急車を呼んでくれ』と言って、あとは何も説明しないんです」(ボランティアの男性) 無償で医療行為に励む〝被災地のブラックジャック〟は、実は単なる銭ゲバのとんだ食わせ者だった。 ことの発端は8月10日、朝日新聞朝刊の「ひと」欄で「被災地で『ボランティアの専属医』を務める米田きよしさん」なる男性が紹介されたことだ。内容を要約すると、男性はボランティア参加者が生活する宮城県石巻市内のテント村に3月中旬から住み着き、以来250人以上を診察。カナダの大学病院に所属する