インターネット通信販売サイト「サンプル百貨店」利用者の個人情報46万3360人分が流出していたことがわかった。 サイトを運営する「ルーク19」(東京)によると、今年9月頃から、「不動産販売会社から勧誘電話を受けた。会員情報が流出したのでは」といった会員からの苦情が相次ぎ、調べたところ、派遣社員の20歳代の男が会員ほぼすべての情報を名簿業者2社に計33万円で売却したことを認めた。同社は警視庁新宿署に窃盗容疑で被害届を出した。 「サンプル百貨店」は、サンプル品や試供品を無料または格安で会員に提供、会員が使用した感想などを製造元に届けている。データは転売され、11社に渡っているが、同社は「業者にはデータ返却・破棄の同意を取り付けている」としている。