たこ焼きチェーン「築地銀だこ」を経営する「ホットランド」は、群馬県桐生市にある本社を、11月から被災地の宮城県石巻市に、1000日間をめどに移すことを決めた。石巻の本社には、人材育成などの機能を持たせて、地元から約100人を新規採用する。また、タコの加工場も現地に新設する。 同市出身の社員がいたことで、たこ焼きの炊き出し支援を始めたのがきっかけとなった。市中心部では8月、同社が中心となり、「銀だこ」など11店舗が集まる復興商店街「ホット横丁石巻」がオープン。新たな本社は横丁隣に置く予定だ。佐瀬守男社長(48)は被災地には、「長期的な支援が必要」としている。