4番Vで「史上最悪」評価を覆し、号泣した。 阪神大山悠輔内野手(28)が「4番一塁」を守り抜き、虎を18年ぶりアレに導いた。セ・リーグ最多の四球数で23年岡田阪神の肝を体現し、一塁での好守備や激走でもチームを鼓舞。球団生え抜き選手に限れば85年掛布雅之以来38年ぶりの全試合4番スタメンはもう間近だ。日刊スポーツ独自企画「比べるのは昨日の自分」の特別版として独占優勝手記を寄せ、今季の舞台裏を語り尽くした。【取材・構成=野球デスク・佐井陽介】 【写真】道頓堀に飛び込んだ女性を上げるのを手助けする水着女性 ◇ ◇ ◇ 実は優勝マジックがともった頃、YouTubeで「阪神 優勝」と検索しました。僕は茨城出身で、幼少期は祖父に連れられて東京ドームの巨人戦を観に行ったぐらい。阪神で優勝することの重みを知っておきたかったんです。調べると03年、05年のテレビ特集が残っていて、道頓堀の様子も映っていま