7月10日にオープンする横浜三井ビルディング(神奈川県横浜市)2階の「原鉄道模型博物館」。6月20日の内覧会では、世界的に著名な鉄道模型製作・収集家である原信太郎氏の鉄道模型コレクション約1000両をはじめ、実際の切符や鉄道部品の展示、そして巨大鉄道模型ジオラマの運転などが披露された。 「タタンタターン、タタンタターン」。世界最大級の面積を誇るジオラマでは、重厚な列車走行音が聞こえてくる。この「いちばんテツモパークジオラマ」は、レールとレールの間の距離(軌間)が45ミリの「1番ゲージ」と呼ばれる鉄道模型が走る。鉄道博物館のジオラマなどの「HOゲージ」は軌間16.5ミリだから、その大きさとリアルな質感を実感できるだろう。 また、原信太郎氏の鉄道模型には3つの魅力があるという。ひとつは、鉄のレールと鉄の車輪によるリアルな“走行音”。一般的な鉄道模型のレールや車輪には、加工しやすい真鍮が用いられ